2014-01-15

想われ人になるのが苦手

自分の知らないところで、自分のことを好きな人がいるという事象が、滅多に起こらないためからかもしれないが、自分は苦手だったんだと気が付いた。

自分のことを好きらしいという話を聞くと

「振るとき自分に想いを残さないように、手ひどく振った方が親切だろう」

などと考えていた。一方では

「体がいくつかあれば全員と付き合えるのに」

とも思っていた。

自分の想いがかなわないというのは、まあ自分のことだから耐えられるし、良いのだけれど、

他人がこの想いをしていて、しかもその原因が自分だとなると、それはしんどいだろうと思ってしまう。

でも年をとった今考えると、そういうかなわぬ想いをずーっと持ってた期間というのは恐らく良い思い出で、

手ひどく振ることも、体がいくつかあって付き合うこともなくて、良かったなとも思う。

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