赤い糸(赤い縄)の元ネタは「唐代伝奇」にある短編「定婚店」らしい。
韋固は早速、自分と潘家との縁談がまとまるかどうか尋ねた。しかし老人は首を振って言った。「お前の結婚相手は潘家の娘などではない。この店の北に住んでいる、野菜売りの陳婆さんの娘じゃ。その娘子は今は三歳だが、十七歳になったらお前さんに嫁いで来るはずじゃ。」更に老人は袋から赤い縄を取り出した。「わしの仕事は、この赤い縄を将来夫婦となるべき男女の足につなぎ合わせることなのじゃ。お前さんの足も、既に陳婆さんの娘と赤い縄で結ばれている。それ以外の者と結婚など出来ようはずもないわい!」
http://www.sun-inet.or.jp/usr/satoshin/koten/toudai/toudai5.htm