2012-12-28

映画リリイ・シュシュのすべて』僕達の「あの頃」は確かに不条理

映画を見るまで僕は、「あの頃」は、いつも懐かしくて、輝いていて、ワクワクして、取り戻したくて、でも戻れなくて、みたいな、ぎゅっと抱きしめていたいものだと思っていたし、ずっとそう感じていたのだけど、それは、「過去は美化される」ってだけの、よくある記憶だったのかもしれない。

僕達の「あの頃」は、ホントはこんなにもどかしくて、苦しくて、やるせなくて、辛くて、痛いものだったように思う。思い出した。

つの間にか綺麗に塗り替えられてしまう「あの頃」に、きちんとタイムスリップさせてくれた。そんな作品。

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