2010-07-11

主体的な人間であることと結婚

こんな場所があるのね。

せっかくだからつらつら書かせてもらおう。

自分は今修論書いてる。彼氏社会人三年目。遠距離三年。

お互い結婚は早い方がいいと考えている。

彼氏は私に専業主婦になってほしいとずっと前から言っている。

極限までシンプルにするとこんな感じなんだけど、色んな要素が関わって悩んでいる。

彼氏は今年試験を受けて職場を変えるつもり。

といっても、受かるかどうかはまあ分からないし、受かっても配属になる土地は全く分からない。

受かっても落ちても今の職場やめるらしいから、来年以降の見通しは半透明な感じ。

私は働きたい、と思っている。それはそうだろう。

専門教育を受けさせてもらったぶん、社会還元したいと思っている。

これは彼氏にもずっと前から伝えていて、彼としてもその感情は認めてくれていた。

だけど、問題は「どこで働くか」が明確でないということだ。

もしお互いに試験合格したとして、遠隔地に配属になってしまったら一緒に暮らせない。

三年も遠距離してると、もうこれ以上無理、って気分になる。

彼は激務だ。週休一日で平日は夜日付回るまで帰れないみたいなのが一年デフォ

帰ってきた彼への「おかえり」は今みたいに電話じゃなくて、顔を見て言いたい。

たまにうつ症状が出て薬出してもらう状況にまでなるのも心配だ。

私自身もストレスがすぐ自律神経の変調に出るタイプなので、似たもの同士でメンタルが弱いのだろう。

一人と一人で頑張れるのも、来年には二人で頑張れるんだから、とお互いに言い聞かせてるからだ。

でも一緒にいるためには、どう考えても今年、私が希望仕事につくのを諦める方がいい。

この事実は受け止めている。

でも、教育を受けさせてもらったのに、それを還元できないのが辛い。

私の志望は専門職だけれど、ほとんど正規の職員の採用なんて無いような分野だ。

給料も知れている。それでもいいと思って勉強してきた。

大学院まで行っているけれど、あまりキャリア志向はない。

けど、彼は二年働いて、かなりの額を溜めた。結婚資金にすると言ってくれている。

苦労させたくない、と言う。

彼は過保護だ。

私を専業主婦にしたい理由は色々あるけれど、「心配」が一番大きいようだ。

セックス一回するだけで頻繁に38度台まで熱が出る。筋力がとても弱い。季節ごとに風邪ばかり引く。

虚弱体質とでも言えばいいのか、とにかく生物として弱い。

何もしないよりマシかと思って軽い運動を毎日続けているけれど、どれほど効果があるのかも分からない。

お互い子供が欲しいとは思っているけれど、私は体質と遺伝を考慮したときにリスクを感じずにはいられない。

出来れば、まだ体力があるであろう若いうちに出産できたらいい。

そのことを考えると、やっぱり就職してすぐ休職なんていうのも不誠実な気がして余計に悩む。

加えて言えば、私の両親は共働きだ。母はどちらかというとキャリアを重視するタイプ

母は私に就職して欲しいと思っていて、私が彼との悩みを打ち明けようとすると不機嫌になる。

私同様体はさほど強くないのに、仕事をこなし、管理職にもついている母のことは、尊敬しているからこそ、辛い。

すぐに結婚なんて考えなくていい、地元就職したら、と。

でも、いつか結婚するために、そうやって得た仕事を途中手放すのだろうか? 想像すると、私には苦痛だ。

一番困るのは、「じゃあお前はどうしたいんだ」と言われること。

私がしたいのは最初から「その専門の仕事」なんだ。

これに関わる活動は、実は就職しなくてもある程度可能だ。

プロフェッショナルとして、給金をもらう形でしようと思うから辛いのであって、他の道はある。

だから、専業主婦になることは、必ずしも夢を諦めることにはならない。

けれども、彼はそれを「自分の為に我慢させようとしている」と取る。

あるいは母は、「きちんとした職についていない」と取る。

私は、そう思わせること自体が苦しい。

実際、両親には学費を出してもらったのに職につかなかった、という自責の念にかられるだろうとも思う。

今指導していただいている先生方も、私を「社会的に役に立つ」人間にしようとしてくれているのに、と思うと、辛い。

きっと、誰かが何らかの形で心的ストレスを抱えることになる。

それだけはどんな道を選んだって間違いはない。

例えば、どこが勤務地なのかギリギリまで分からない、なんていう制度がなくなったらいいのに。

例えば、子供を産んで、ある程度の歳になってからでも、仕事を始めるのが簡単だったらいいのに。

例えば、私が彼に心配されないくらい、強かったらいいのに。

みんなこういう悩みを処理しながら一所懸命生きてるんだろうな、と思う。

決して緊急の問題ではなく、絶望するほど深刻な問題でもない。

私は体が弱いけれど大病を患っているわけではなく、彼の貯金仕事につくまで二人で数カ月暮らすには十分だ。

もっと厳しい状況にある友人の話を聞くと、こんなことで悩んでいる事自体が申し訳ないような気分にもなる。

でも、このもやもやとした感情に折り合いをつけないと、今夜も眠れない。

  • 気になったのが これに関わる活動は、実は就職しなくてもある程度可能だ。 プロフェッショナルとして、給金をもらう形でしようと思うから辛いのであって、他の道はある。 なら...

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