2010-03-02

終わらぬイラク高遠菜穂子さんの6年~

NHKクローズアップ現代 3月3日(水)放送予定 

2004年、自己責任論争を巻き起こしたイラクでの高遠菜穂子さんらの人質事件。あれからおよそ6年、日本人の中からイラク問題が忘れられていく中で、高遠さんは、ひっそりと、しかし絶えることなくイラクへの支援を続けてきた。アメリカ軍も撤退に向けて動き出す中で、イラクの治安はいまだ回復していない。 ブッシュ戦争への支持を真っ先に打ち出した日本。事件後の自らへの報道を思い出すといまだにトラウマで激しい不安に襲われるという高遠さん。しかし今、「日本人と向き合いたい」と考え、初めてカメラの前で自らの心のうちを明かした。 イラクの隣国ヨルダンを拠点に続けている彼女たち民間レベルの支援の現場を取材、また高遠さんへのロングインタビューで、人質事件、その後の6年、そしてなぜいまなお支援を続けるのか、その思いを聞く。

(NO.2856)

スタジオゲスト江川紹子さん (ジャーナリスト

http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei.html

Egawa Shoko Journal: 「愛国心」を考える

日本では最近メディアインターネットで「売国」という激しい言葉が頻繁に目にする。売国奴売国的、売国○○といった表現が、書店に並ぶ雑誌の表紙にも大書されていたりする。異なる意見は、「サヨク」のレッテルと共に排斥し、侮蔑するような言い回しも、ネット世界ではしばしば見る。そのたびに、「非国民」「アカ」という言葉が衣を替えて蘇っているような気がする。

 イラクにおける邦人人質事件の時には、政府に逆らった(そのうえ理屈を並べる生意気な)者は、国家の庇護を受けることも許されないかのような「憎悪の嵐」が巻き起こった。そうした風潮に異論を唱えようとすれば、自分憎悪が向くのを覚悟しなければならない。「おかしいな」「なんかイヤだな」「ちょっと行き過ぎ」などと思いつつ、その言葉を飲み込んだ人はずいぶんいたはずだ。

 このような状況で、「愛国心」が強化されたら、どうなるのだろうか。

 少なくとも、「愛国心」の涵養を言う前に、「国」を「愛する」ことと、時の政府リーダーの政策を支持・追従することはまったく別であるという合意が、国民の間にしっかり定着させる必要がある。そして、国や同胞への思い方は人によって違うという多様性を認める空気が醸成され、異論を持つ人たちの言論の自由や発言の場がきちんと守られていなければ、なんだかとても危ないことになりそうな気がして、心配でならない。

http://www.egawashoko.com/c006/000162.html

  • 高遠たち三人の行動を売国呼ばわりする連中から擁護する一派は、自分たちが 「いくらなんでもこれは売国だろう」 というケースを提示して欲しいね。 直接外国に一方的な利益を供与...

    • わかりやすい売国の例 天皇陛下の軍隊を私の恣意で動かし、陛下に嘘を申し上げ、 陛下の赤子を南方の戦場で餓死させたら売国です。これ以上の売国はございません。

    • そういう人はおそらく反米派だから対米従属外交や在日米軍の思いやり予算とか地位協定が売国と思ってるんじゃなかろうか。

    • えっ 高遠菜穂子さん達への批判って「売国奴」だっけ? 「諫止を振り切って自分の意志で行ったのに被害者ヅラ(特に家族が)」じゃなかった? あとは危険とわかってて行って捕まっ...

      • 俺も特定の年齢の女の子ばっかり支援したい!

        • マジレスすると今話題の「子供手当」が養護施設の子供には支給できない、って問題が表沙汰になっているから、逆にこれをひっくり返せば児童養護施設がビジネスとして成立できるよ...

  • 異なる意見は、「サヨク」のレッテルと共に排斥し、侮蔑するような言い回しも、ネットの世界ではしばしば見る。 異なる意見は、「ネトウヨ」のレッテルと共に排斥し、侮蔑するよ...

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