2009-08-08

ひとつのコミュニティ依存し過ぎないほうがいい

私が今までインターネット上で犯してきた過ちは数え切れない。ある個人サイト掲示板粘着して管理者の方に迷惑をかけてしまったこと。予告なしに突然ブログを閉鎖してしまったこと。匿名掲示板荒らし認定されて事実上追放されてしまったこと。はてなアカウント削除して、それまで付き合っていた方々との関係を一方的に断ち切ったこと。他にも、覚えていないような細かい失敗まで突き詰めれば、ここには書ききれない量になることは間違いないだろう。

今まで犯してきた失敗の原因は、突き詰めれば自分の所属コミュニティ依存しすぎて、それが周りに気持ち悪がられたり、自分がそのコミュニティ感情移入しすぎて暴走してしまったりしたからだと思う。

今まで心理テストではしょっちゅう引っかかっており、私自身依存性や固執性が強い性格であることは、承知しているつもりである。しかし、ネット上で二つ以上のコミュニティ(それも、利用者が比較的かぶっていないもの)に所属し、またネット上ではなく実生活でも人々とのつながりを重要視するようになってからは、比較的ネット上で失態を犯してしまう事態が少なくなっているのは確かで、いろいろなコミュニティに触れることが自分にとっていい成果を生み出したという実感は大いにある。

様々な人々やコミュニティに触れてみるメリットとしては、視野が広がること、いろいろな情報を浅く広く集められること、様々な人ととの出会い経験できることなどたくさんあるが、個人的に一番大きい点は、一つのものに依存、固執しすぎなくなることで、リスクを集中させなくてすむようになったことである。投資理論でもリスクはなるべく分散させるように教わるが(とはいっても、現実リスクを分散させるのは難しいし、リスクをとらなさ過ぎるとリターンも小さくなるというジレンマがある)、投資以外でも、ひとつの物事に集中しすぎるよりは、いろいろなものを頼る(俗な言い方をすれば味方をなるべく増やす)ほうが、ひとつの物事が崩壊したりしたときのリスクが小さくてすむ。

もちろん、いろいろなコミュニティに所属するデメリットもある。深い知識や情報を得られにくいし、ある分野のプロフェッショナルを目指すことも難しくなる。事実、私ははてなと、それとはまったく異なるサービスを併用するようになってからは、はてなダイアリー更新頻度が大きく落ちたし、一つ一つのエントリーの質も低下してはてなブックマークトラックバックコメントをもらうことも大幅に少なくなった。

しかし、私自身はそのことに後悔してはいない。なぜなら、ブログや文章、アイデアで成功する人はほんの一握りであり、それまでには相当厳しい試練が待ち受けているであろうことは目に見えており、それに耐えうる精神性も、その途上で才能を開花させる可能性も私にはなさそうだったからである。一応ブログで有名になってみたいという野望はあったが、それよりも心身の健康のほうが重要であった。

途中でだんだん自分でも意味がわからなくなってきたが(文才なさすぎ、そりゃあ批判や誹謗中傷も受けるわ)、ひとつの物事に固執し続けて神経をすり減らすことに疲れたならば、時には外の空気を吸い込んで別の視点やそれまで知らなかった人や情報の助けを借りてみようよ、という結論で。

  • 匿名掲示板で荒らし認定されて事実上追放されてしまったこと。 2chで荒らし認定されるとか相当なものだぞ。一体何をやらかしたんだ。

    • 唆したやつが実行したやつを批判しても白い目で見られるだけだわな。 下手すりゃ実行者より悪性が高いと思われても仕方がない。

記事への反応(ブックマークコメント)

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