■育児を楽しめていない私は落伍者か。

うちが完全母乳になったのは、夜中の調乳・消毒も全部私の仕事だったからだ。

最初は夫も一緒に起きて授乳を見ていた。
哺乳瓶を台所に持って行ってくれた。
しかし朝起きて流しに哺乳瓶が放置してあるのを何度か見たときもう消毒も調乳もやりたくないと思った。

運のいいことに、少しでも母乳が出たので飲ませ続け、完母になった。
傍から見れば立派な信者になっているだろうと思う。

「自分は子育てに専念するし、折角家にいていいと言われてるのに預けるなんてもったいない。」
と思っていた。

でも実際一日中家にいるのは私には合わなかった。
合わなかったといより、決まったスケジュールがなければ動けないような駄目人間だということに気がついた。
さらに、育児ノイローゼもしくはアスペルガー、鬱を患っているかもと思い始めた。

夫の事業がうまく行かず、前勤めていた会社にお願いして自宅でできる仕事をもらった。
それから「やっぱり仕事は楽しい」と思い始め、働きたいとも思った。
金銭的にも、不安定な夫の収入だけで生活するよりいいとも思ったし、自分で稼いだお金じゃないからと遠慮しているものも買い与えたり、買ったりできると思った。

外に出て働くにこだわらなくても、自営業の事務仕事もあるし自分の仕事もしたいので保育園の話をしてみたが、賛成してもらえない。
イラだつ母親を見せるのも可哀想だし、時にはあたってしまうこともある。少しの時間でも離れることでいい関係を築けるならいい事だとも思う旨も伝えてみた。

義母は「保育園は汚い言葉を覚えるから行かせるべきじゃない」と言った。
私は保育園児だったので、否定されたような気分になったが特に何も言えなかった。

残念ながら子供は学習能力が半端ではないので、保育園でなくても汚い言葉は覚える。
使うか使わないかはその子の性格に左右されると思っている。
さらに、家に閉じこもってる私は些細なことでイラつき暴言を吐いているので汚い言葉は相当聞いている。
公的な機関の一時保育を利用する程の金銭的余裕もない。

その後も数日話してみるも、イラついたように「家事も育児も両立できるならやれば?」と協力するつもりはない事を改めて宣言されたので話すのをやめた。
その前にも「子供を預けて二人で出かけたい」と話した事があったが、仲間はずれみたいでかわいそうと却下されたことを思い出してもう自分の希望を話すのはやめようと思った。

「やりたいようにやった方が後悔がなくていいんじゃない?(貴方にすべて一任します)」
と自分の逃げ道を作る生活をしている。

幼稚園に行けば、スケジュールが安定するし子供と離れる時間もできる。
それをひたすら待っている。残念ながらあと2年あるが。

うれしいことに前の会社は私に戻ってきて欲しいと言ってくれている。
復帰して同じだけもらえる保証はないが、2人なら生活できるであろう程のお給料も貰っていた。

そういう選択肢も考えないわけではないが、家族のために一生懸命働いてくれているという事実がある。
ギャンブルやって浮気して酒も飲んでDVもするような駄目な男だったらとっとと別れてるのに、幸か不幸かひとつも当てはまらない。
贅沢といえばゲームを買うくらいで、それも今では我慢している。

そんな人だから、なおのこと休みの日に子供を預かってなんて頼めずモヤモヤしてしまう。
帰ってくるのは深夜で話す時間もない。

書き出してみたらなんか打開案が思いつくかとも思ったが、結局ループするだけだった。
さらに言えば育児の悩みでもなく自分の優柔不断さを公開するだけの内容だが、後日読んで改めて考えてみよう。

世の中にはこんな家庭もあるのだ。

Permalink | 記事への反応(3) | 13:07

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