2009-06-14

社会人大学生

社会人1年目。金融機関サラリーマン

仕事で嫌なことがあって、この前の日曜、久しぶりに大学に行った。

久しぶりに行った大学はどこか違う世界のようで、時間が限りなく薄く感じた。

食堂に入ってコーヒーを飲みながら資格勉強をしてると、横に座っていた大学生2人組は

「弾丸の運動エネルギーは米粒のエネルギーに換算するとどれくらいか」ということを真剣に議論していた。

最近、「上司に怒られないようにどうやって仕事しよう」とか「次の資格試験に落ちたらまた上司にドヤされる」などとばっかり考えていた俺は、

久しぶりのどうでもいい話に感動した。俺もそんなことを四六時中考えていたいな、と思った。

社会人になって、通勤時間にかわいい女の子を観察するとか、社内の恋愛ゴシップネタくらいにしか楽しみを見いだせなくなった。

会社人間としか接点がなく、家に帰っても仕事の事ばかり考えている。

事務ミス上司に怒られないようにとか、上司との飲み会でどうやって上司の機嫌を取るか、などとくだらないことばかり考えている。

こうやって人はくだらない人間になっていくのか、と思った。弾丸と米粒の議論の方が、生きていて楽しい気がする。

米粒議論の二人は「弾丸一つにつき米粒半分」という結論に達し、アニメの話に移っていた。

僕は明日が月曜であることに吐き気を催しながら、帰路につくことにした。

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