2009-02-14

あれは一体何だったんだろう

今日の夕方に駅前の某コーヒー専門店で見た光景

二人用テーブルに、背広姿の若い男とニット帽をかぶった私服の若い男が、終始無言でずーっと向かい合って座っていた。

お互いに目を合わせている様子でもなく、テーブルの上のコーヒーに口を付ける様子も無く、ただひたすらにじーっと座っていた。

どちらも椅子の背もたれに全身の体重を預けている感じで、二人とも腕組みをしていたが、俺が見ているおよそ20分の間は全く会話していなかったように見えた。

二人が醸し出す奇妙な雰囲気に目が離せなかったものの、電車の時刻が迫っているので仕方なく席を立とうとしたら、それとほぼ同時にニット帽の男が立ち上がり、ポケットからUSBメモリらしきものをテーブルに置いて背広の男に何か一言二言言い残して去っていった。背広の男は「了解した」といった雰囲気で片手をあげて軽く男の方にヒラヒラと振って見せ、テーブルの上の「それ」を背広の内ポケットに突っ込んで、ニット帽が駅の方角に消えた頃にテーブルを立ち、いずこかへと去っていった。

あれは一体何だったんだろう。

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