2008-12-06

モテない男は歪む

http://anond.hatelabo.jp/20081205004633

これを見たから書けるんだけど。

小さい頃からモテなかった。ルックスはブサイクとまでは言われない。とりあえず「普通」「印象ない」と言われる程度なので、それほど悪いものではない。背は低い。勉強だけは得意だったので大学は一流どころ。もちろん就職も一流どころ。おそらく、スペックだけじゃなくて+αの総合力でモテないのだと思う。「黙ってると普通なのに話すとキモイ」と言われたこともある。これは、高校大学学生時代も、就職してからの20代でも(女って言われるほど男の条件見ないよね?と思わせられるが)変わらない。黙ってたら女は寄ってこないし、必死で話しかけてご機嫌取りをしようとするとキモイといわれる。そしていろんな理由のため、知り合う女性はみな彼女になるには至らない。

30過ぎて変わってきた。得意分野はインテリ層。彼女らは婚期が徐々に去っていき、にもかかわらず自分にふさわしい、既に結婚した友達に張り合える条件の良い男を求めている。ときどき「あなたにはかなわないな」と賞賛されることを望む。でも、自分より「下」な男は好まない。だから、自分の条件をことさら誇らずに「大したことはないんだけど」「もう30過ぎたらそういう過去の成果には意味あんまりないよね」と言っていればよい。お互い、とても意味を感じていることは分かっている。あと、金をそこそこ貯めているのも女の見栄本能をくすぐるらしい。からかわれながらも、大事にされる。「独身だからお互い貯まるよねー」と言われつつ、美味しいレストラン彼女プライドを壊さない程度にちょっと多めに割り勘。こちらの奢りに彼女の抵抗がなくなったら自宅マンションに連れ込んでセクース。そんなプロセスを踏むことで、彼女たちがデキル女としての自尊心自己評価をギブアップするきっかけになるようだ。

そんな私は恋愛に関する感覚が狂っている。条件のいい女を「乗り換える」のが好きだ。実際、今の彼女も、私に当時別の彼女がいたのを別れてもらい、付き合った。でも、手に入れると飽きてしまう。

手に入れた女には興味を失う。だから東大卒や元ミスなどハードルの高い女を「ハンティング」するのが好きになってしまった。たぶん、その人が「本当に」好きなんじゃないと思う。自分ではその時は情熱的になって追いかけているつもりだけど。彼女自分価値をどこまで叩き売るか、試してみたいのだ。我ながら寂しい人間だ。そして、ハンティングした女がどこまで自分に「降伏する」かもテストする。金銭、時間、地位、自分プライドと天秤にかけさせる。そして自分を選ぶとようやく安心する。その繰り返し。エンドレス。そして新しいハンティングに移る。

結局、私はおそろしいまでに女性復讐をしたいのだと思う。この病気、どこで断ち切ることができるのだろう。

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