ブログやSNSやらTwitterやら、ありとあらゆるWebサービスで知り合った人がたくさんいます。
最初は趣味とか仕事とか、なにかしらの共通のものから仲良くなって、
今ではちょこちょこごはんを食べに行ったり、時間があればどこかへ出かけたりするようになった友人もいます。
インターネットがなかった頃は、私には学校とか職場くらいでしか人と知り合う機会はなかったわけで、
距離や年齢を超えてずばーっと広がった世界に驚嘆し、また、いろんな人たちに出会えたことに感謝しとったわけです。
でも。
近頃、インターネットって狭いなぁと思います。
それは、限られた交友関係の中では、ってこと。
ありとあらゆるWebサービス。
どこでも、誰とでもつながる。
TwitterではFollowし、Followerになり、SNSでも見知った名前やアイコンがあればつながる。
めちゃくちゃ簡単。
だけど、そんなふうに簡単になってしまったことで、今までわりかし少人数でマターリしていた世界が
ちょっとだけ騒がしくなったように思うのです。
どのサービスをのぞいても、顔ぶれが同じ。
あの人もこの人も知っている。
インターネットなるものに垣根などないし、見せたくないなら公開するべきではないと私は思います。
ですけど、ここはほんとに仲のよい知り合いだけで過ごしていたいなぁという場所が、
どんどんとほかの知り合いなども入ってきて、元のマターリさがなくなってしまったように感じています。
それほど交友範囲が広くなく、人見知りしがちな私にとっては、居心地のよかった世界がなくなってしまうようで
それがちょっとさみしかったりします。
ひとつ、なにか発言するのにも「あの人も読んでるっぽいから、ちょっと自重するか…」と思ったり。
そんなの気にしなくても全然いいと思うんですけど、やっぱりちょっと。
そう感じるのは、インターネットの世界というよりも、コミュニケーションの世界だから、というべきなのかもしれません。
少なくとも私にとっては、くだらない話にしろ、ちょっと役立つような話にしろ、
誰かと話せる大切な居場所なんだろうなぁと、ふと感じた次第。
いってみれば、ただそれだけのこと。
だけど狭いから、ちょっとの波が大波だったりするわけで。
もっとマターリしたいんですけどねぇ。なかなかそうもいかないですな。