2008-03-03

ディテール

Dreamweaverなどのソフトを使ってのweb製作から始まって、今ではTABLEまたはCSSどんグラフィックデザインでも表現できるようになった。

仕事の中でFlashを使ったモーションデザインも必要となり、それも覚えた。

昔から興味があったPerlPHPデータベースの使い方もなんとか覚えた。

約10年間web製作という仕事をやってきて、今までは常に「覚えること」 があった。

そして一通りのことが出来るようになった今、かつての情熱が冷めつつある。

少なくとも、随時入ってくるweb製作依頼をさばくことに関して、以前ほどのやる気を保てない。

写真クオリティを上げたり Flashモーションデザインなどにさらにこだわって情熱を取り戻すか。

PerlPHPだって、「極めた」なんて状態とは程遠い。

まだまだ細部を煮詰めることはなんぼでもできる。

だが1件1件にこだわればこだわるほど、労力はさらに増える。

1件の単価が上がっているわけではない以上、これ以上の細部へのこだわりは自滅を招きかねない。

簡単に言うと「いつまで経っても完成しない」。

このようなことを愚痴っていたら、知り合いの小説家に「それはディテール病だ」と言われた。

彼自身今まで約10年間、かなりのペースで小説を刊行していたのだが、このディテール病にかかった途端に一気に執筆ペースが落ちた。

治し方もひょっとしたら知っているのかもしれないので後で聞いてみるが、この「ディテール病」という言葉は一般的にはなんというのだろうか。

技術力が落ちているわけではないので「スランプ」という言葉にはあたらないと思うのだが。

強いて言えば「飽きた」←これも職人としてどうかと思う

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