2008-02-18

http://anond.hatelabo.jp/20080215165308

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この増田は何を言いたいのだ?文章を読んでもさっぱりわからない。

なんでこの増田にはてぶがつくの????

文系人間が全て論理的思考ができないとは思わないが、自ら「文系」を名乗る人間がこんな論理的ではない文章を書くと、「文系」という幅広い分野が論理的思考が弱いような印象を持ってしまう。

さらに、文章を読む限り、元増田はどうも論理的思考について軽んじているように感じられるが、元増田には「論理的思考ができていないと、文章の説得力がなくなる」という当たり前のことを知って欲しい。

増田の書いた文は、まさに論理的思考のなされていない文章だよ。

論理的思考力というのもそうなんだが要するに集中力と持続力ですよ。

だから、1年かけて絵を仕上げたとか、不利な対局でも投了を認めざるを得ないとこまでがんばるとか、そういう事と等価な部分はあるでしょう。

それまでの議論が「数学論理的思考力を育む」「論理的思考の習得が数学である必要はない」という数学の必要性→論理的思考の習得が妥当かというものであったのにもかかわらず、いきなり「集中力と持続力」の話を持ち出してる。数学に「集中力と持続力」は直接関係ないでしょう。もし、関係があると考えているならば、数学と「集中力と持続力」がどのようにつながるかを説明しなければならない。

さらに、「集中力と持続力」のつながりで「1年かけて絵を仕上げる」「不利な局面で粘る」という例を示しているが、この例は数学とは全く関係がない。「そういう事と等価な部分はある」と何か価値があるように書いているが、まずもって「そういう事」とは何なのか、等価だから何か言えるのか、何も書いていない。

うんざりするような単純作業を、完成形をイメージしてこつこつ進めるという事は、「すぐに結果を出すこと」とは矛盾するし、頭のよい人ほど安直に結果を出すことを求められがちになるけど、みんながそれをやったら責任のなすりつけあいと業績のかすめとりあいで社会が貧しくなるので。

この文章も、まったく数学の議論と関係がない。

論理的思考が必要な理由の一つは、「安直に結果を出さない」または「安直に出された結果を許さない」ことにある。

責任のなすりつけあいや、業績のかすめとりあいを引き起こす原因の一つは、論理的思考の欠如にあると言っても良い。

「あのときアイツがミスったから、全部ダメになった。」 → 失敗の原因を安易に特定し、責任をなすりつける

「自社製品を売るために、独自の規格で販売しよう。」 → 自己の小さな利益にとらわれ、市場規模拡大や消費者利便向上を無視している

常日頃よくみるタイプの考え方だが、様々な要素をモレ・スキのないように埋めていく論理的思考があれば、このような「安直な結果」は生まれない。

http://anond.hatelabo.jp/20080215222923

この元増田が書いているが、

数学の問題を解くときに

1) x > a の時

2) x < a の時

3) x = a の時

のような答え方になる時があるだろ?あれは全ての場合を考えてスキのないようにしているのだ。


この数学で学ぶ論理的思考が、「安直な結果」を生まない思考能力を育てる。


あとは長いし、文章に意味もないので割愛するが、一点だけ気になるところが。

エンジニアリングがうまくいって世の中に人工物が溢れた結果が、数学があんまり役に立たない、という現状をもたらしたともいえます。

この理屈からしても、「数学があんまり役に立たない」のは、あくまでエンジニアリングに携わらない人間に限るということは注意しなければならない。万民に数学が役に立たなくなったわけではなく、数学が必要な人間と、数学が必要のない人間とに別れているということだろう。(万人に数学が不必要なんて書いてないが、)

あとは、自分の論理的思考と、数学に対する所感

マーケティング情報通信、金融、販売、農業etc、自分の頭を使って何らかのシステム(数字を扱わないものも含む)を作る行為を「広義のエンジニアリング」と捉えると、論理的思考はそれぞれに必要な技能ではないかと思われる。様々な状況に応じて対応することの出来るシステムを構築するには、「AだからBになる」という演繹的な考え方や、「A/B/CからDが推察される」という帰納的な考え方が必須になるから。

その、論理的な思考を育てる方法として、数学が最も適しているかどうかは正直に言えばよくわからない。ただ、論理体系がしっかりしており基礎理論が固まっているという点で、等しく多くの人間に行う教育としては適切だと思う。

蛇足だが、作られたシステムを享受するだけの人間単純労働者)や、まったくシステムとは離れた所で活動する人間芸術家など)には、数学は必要ないかもしれない。

記事への反応 -
  • 「どうして数学って習うんですか?」 「1に論理的思考力を養うためです。2に物事を数式で表現しそれに数学のテクニックを当てはめることで問題解決ができるからです。 2の段階に...

    • 論理的思考力というのもそうなんだが要するに集中力と持続力ですよ。 だから、1年かけて絵を仕上げたとか、不利な対局でも投了を認めざるを得ないとこまで がんばるとか、そういう事...

      • http://anond.hatelabo.jp/20080215165308 この増田は何を言いたいのだ?文章を読んでもさっぱりわからない。 なんでこの増田にはてぶがつくの???? 文系の人間が全て論理的思考ができないと...

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    • 数学っていうのは、難しい問題を等値な易しい問題に置き換える技術だと思う。 新しい言葉を上手に定義して、新しい視点を作り出す。 すると、あら不思議、難問が「どこかで見たこと...

      • 増田で久しぶりに大二病を見た。

      • &gt;数学っていうのは、難しい問題を等値な易しい問題に置き換える技術だと思う。 &gt;新しい言葉を上手に定義して、新しい視点を作り出す。 &gt;すると、あら不思議、難問が「どこかで...

        • でも三体問題はどうあがいても数値計算するしかないし、組み合わせ最適化は P=NPが証明されない限り厳密解を求めるには総当たりするしかない。しかも そのへんはけっこう昔から...

      • いや、文型でも論理的思考力を養うために必要だ。 「文型だから数学なんていいや」 とやってきたやつらが多いから、「屁理屈言うんじゃありません」ですませる糞大人が増えるのだ。

    • 僕は物思うところあって、理工学部から文系学部に転部した。 周りにいるのは、いわゆる私文専願な人ばかり、つまり数学をろくにやったことのない人ばかりだ。 彼らに本当に思うのは...

      • 同感です。 文学部出身者としてつくづく思うに、読解力は必要以上にあるが、論理的思考ができない。 人の言いたいことが読み取れても、思考はあふれ出しても、組み立てるのに苦労す...

      • http://anond.hatelabo.jp/20080215174103 その読解力って行間を読む力とかなんだろうか。 散文よりむしろ韻文に見受けられそうな。

    • 元も子もないことだが、おれは数学を学ばなければならない理由は、日本が工業国家である点にあると思う。われわれが一定レベルの経済(つまり回りまわって福祉)を維持しようとする...

      • 別に工業国家でなくても経営や金融でも数学できないとだめでは? それに世界最大の対外債権国・貿易依存度も先進国最低水準の日本は工業製品うって輸出で稼ぐより資産運用で輸入品...

    • 「どうして小、中、高の教育カリキュラムの中に算数や数学が含まれているのですか?」 「理由は二つあります。一つは社会生活を営む上で最低限必要な知識を習得するためです。例え...

      • じゃあオレ将来実家の蕎麦屋つぐだけだから、算数位ならできるし、数学はもういいやぁってなるじゃん。 そういうやつにも学習意欲を持たせるための教師の言葉だろ?、このシチュエ...

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