12月。ウチの会社は人事評価の時期だ。
他部署との関連、何より本人の納得性の問題もあり、部下の評価には毎度頭を悩ませている。
今期はその悩みが例年より強い。うちの部署にメンヘラが来たからだ。
彼はここ数年鬱病を患っており、1年のうち3から4ヶ月出社しないなんてザラ。
しかも基本的には無断欠勤。
その彼がウチの部署にやってきた。
また、そこへのプライドも非常に高い。
「会社にちゃんと来てもらった上で高い能力をきちんと出させる」
その能力を活かせる仕事を振ってモチベーションの向上をはかり、
鬱対策として昼食を一緒に取るなど彼の話を聞く時間をほぼ毎日もうけた。
そのおかげもあってか、毎日重役出勤ではあるがなんと彼は今期まだ1日しか休んでいない。
半年近く休んでいた前期に比べれば大幅改善だ。
とはいえ、彼にはやはり問題が大いにある。
彼はいろんな人に多大な迷惑をかけているのだ。
彼は会社のプロジェクトで病気になったためか非常に被害者意識が強い。
「おめー、どう考えても加害者だろ」
という局面であっても、その被害者意識は変わらない。
こんなことがあった。
うちの部署でつくった新商品について他部署へ教育する必要があり、
その講師を彼に依頼してみた。
新しい仕事を経験させることで、
病気以来打ち止めになっている彼の評価をあげることができると考えたから。
彼が突然来なくなる可能性も想定し、
「まずはウチの中から教育からはじめよう」と言う形にして
バックアップ体制を部署内で取っていたので
教育自体は問題なく終了はしている。
たしかに問題なく終了はした。
ただし、その私を含めたバックアップをしてくれた人たちに対して、
彼は一言のお礼も一言の謝罪もしなかった。
それにも拘わらず相変わらず被害者意識。
むしろバックアップしてくれた人に対して敵意を感じているようにさえ見える。
私はすぐにこの時点で彼に注意することができなかった。
彼が会社に来なくなるのは結構トリガーがはっきりしている。
「何か傷つくことを言われたとき」に会社に来なくなるのだ。
私のところに来る前も、当時の上司に傷つくことを言われたからだった。
それをおそれていたため、結局評価面談の時期まで来てしまった。
さすがに今回は言わなければならない。
1年間遅刻はともかくとして欠勤はなくなるところにまで持って行けた。
技術については部署内でも要として力を発揮できるところにまで持って行けた。
休まれると困るので評価面談ではあえて指摘しないというのもできるかもしれない。
しかし、他のメンバーに不満を与える、結果的に会社に損失を与えるわけにも行かない。
私は彼に伝えなければならない。
そこをバックアップしてくれているメンバーにきちんと感謝の気持ちを伝えろと、
人は感情で動く、そこをうまくやるのが組織として動くと言うことだと。
彼はわかってくれるだろうか。
それとも会社にまた来なくなってしまうのだろうか。
いや、そこまできたら、いい加減首にするぞって伝えるのが義務でそ。上司として。 メンバーの士気や会社の損失を言うなら、尚更。 それをやらないと、結局あなた自身の評価になる...
私は彼に伝えなければならない。 お前の意識は常に被害者だが加害者になっている局面もあると、 そこをバックアップしてくれているメンバーにきちんと感謝の気持ちを伝えろと...
http://anond.hatelabo.jp/20071209151151 被害者意識は症状だから仕方ない。 数年続いているのなら治るにもそれと同じだけの年数がかかるはず。 それを承知で感情、主観を交えずに事実だけを淡...
若干メンヘラ気味な私が来ましたよ、と。 いやー、来るか来ないかで言うと、話を読む限り、会社に来なくなるかもね。 少なくとも一時的には。下手すると長期かも? 批判者のいいた...
読んだ範囲で感じたこと: 部下さんは、他罰的なわりに自罰的傾向が少ないなあ。もっぺん診断書取ってもらってきたらいいんじゃないだろうか。 いろいろなことをどう感じたか、本...