2007-03-14

自分が最初に入った会社を辞めたわけ

それはもう五年は前のことになるだろうか・・・

当時の上司があまりに怠惰だったのだが、どうしてもその上司がその立場にいないと会社的にダメで、部下である自分にそのとばっちりが回ってくるという日々だった。

その状態が二年ほど続き、その間できる限りの頑張りをしてみたのだが、結局、内臓を壊してしまい医者から「やばいよ」と言われてしまう。

そこで一週間ほど強制的に休暇をとったのだが、偶然にも大学時代の先輩から「人材探してるんだが、うちに転職しないか?」というメールが届いたのだ。

とりあえず即答は控えさせてもらい、休暇中に考えて結論を出すということも快く了承してもらえた。

で、今までの自分を振り返り、色々と考えてみたのだが、結果としてその会社を辞めるという決断をした。

その理由は、

・「自分がこの会社から新しく勉強することはないな」

・「自分はこの会社に何のメリットも与えてないな」

という二点。

上司怠惰だったおかげで、普通は考えなくて良いはずの人月工数計算、予想売上、予想純利益について学べたし、プレゼンの仕方やそれに伴う他部署への下ネゴといった妙な手順まで覚えてしまった。

また、その上司のフォローをやり続けたところで、その会社には何も+αがないのである。自分が辞めれば誰かがその穴を埋めるべく頑張らねばならないのは心苦しいが、何度かそういうことが起こればもっと上が気づくはずだ。

「結局、自分がやってたことは、自己犠牲が美しいと思い込む自己満足だったんだなぁ」と気づき休み明けに退職願を提出した。

今はその転職先で自由にやらせてもらっているし、それが+αになっているという実感もある。

どうやら、自分はかつての上司に礼を言った方がいいようだ。

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