2007-03-05

この動画戦国時代を最後に制する大穴は「PeerCast」なんじゃね?

http://www.virtual-pop.com/tearoom/archives/000184.html

まずPeerCastとは何か?PeerCastP2Pリレー形式で映像ストリーミング放送できるソフトウェアである。これを使用すれば中央サーバを必要とせず、すべてのユーザストリームクライアントサーバ、そして放送局となることが可能になる。なのでサーバーが落ちたからすべての動画が見れなくなるということはない。

PeerCastP2Pで通信するためポートを空ける必要があり敷居が高い。そのためかあまり有名ではないが、現在日本で視聴者数1万人程度が存在しており独自のコミュニティを形成している。YouTubeニコニコ動画の中にある人気動画の中にはPeerCast発祥の動画も多く存在しているがそれを知る人は少ない。

YouTubeをはじめとしてRimoニコニコ動画は一般人、技術者に受け入れられている。これらの良い点はWeb上で気楽に見れるということである。更にRimoは受け身で見られる気軽さを、ニコニコ動画は実況の面白さをプラスしている。

…なのだけど物足りない。下2つの良い点はPeerCastの方が遥かに優れている。

Rimo現在4チャンネルしかない。一方PeerCastならば多いときは100チャンネル以上存在し配信されている。ゲームプレイしている映像をはじめとして、アニメ映画が配信されている。更にプログラミング配信、絵描き配信、猫配信、自転車に乗っている動画配信等非常にオリジナル性のある映像も日々生み出されている。

そしてRimoの一番最悪な部分動画を飛ばせることだ。受動的メディアメリットを完全に消している。つまらない映像はどうしても飛ばしてみたくなる。動画を飛ばす程能動性があるのならば、見たい映像YouTube存在しているのでそちらを見たほうが効率は良い。まぁ、この点は賛否両論はありそうだが。

ニコニコ動画メリットは実況の面白さ、この面白さは否定しない。しかしPeerCastであればもっと面白い実況をする事ができる。それは何故か?PeerCastテレビの実況板と同じようにBBSによって実況される。ニコニコ動画テレビの実況はいくら素晴らしい発言が存在したとしても映像に影響を及ぼすことは殆どない。しかしPeerCastの実況はすぐに映像の配信者に届く。映像の配信者は実況の発言を見ることによって映像を止めることも、別の映像を流すことも、映像に対してフォローをする事もできる。配信者が既存ではなく自分が何かをしている、作っている最中映像を流しているのであれば実況を聞くことにより即座に対応をすることが可能である。このコミュニケーションの面白さによってクリエイティブオリジナル映像を作る意欲が生み出されるという土壌は、動画を作る側、広める側の楽しみまで膨らませている。これらはYouTubeをはじめとするWeb動画サービスでは不可能だった。

よってPeerCastは導入の面倒さを乗り越えれば受身でだらだら見ることができて、実況することで能動的にも見ることができ、更には動画を提供する側にも面白さを与える次世代の最強動画エンターテインメントなのではないのだろうか。

みなさんもWeb2.0Web2.0馬鹿の一つ覚えみたく叫んでないでもうちょっと別のネットワークの可能性も見てみませんか?

え?PeerCastの見方?ググればいいと思うよ^^

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