私の何処までを知っている?
何も知らないけれど言葉を交わした数々の「女」に当て嵌めて想像しているだけだろう
あたかも、モンタージュ写真のように細く弧を描いた目の薄く開いた中に見える瞳は
未だにお前の姿を捉えた事はない
私は孤独だから、これ以上都市に足を運ぶことはないし
電脳空間に閉じ込められたとしてもまあそれで遊ぶ余裕はあるのだが。
肉体の強さと、賃金は比例するため私はここでサヨナラだ。
ほら、お母さん、お母さんと呼ぶ子の声がする。その対象は私ではない。
君が認識したその対象も「私」ではなくイメージの中に存在する「女」だ。
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