2023-03-14

anond:20230313204225

むかし増田ありけり。

ある夜、増田は妻に誘ひを掛くれどかへりごとすらえ貰はずといふがありき。

そをよみて曰く

いそいそとしとねに入りて好きにしていいよと言はば無視されにけり

こは鼻が詰まりかしこく口をえ使はねば、女は胸のうちには口惜しけれど、せむかたなかりけり。翌日、増田が女を医師に具しゆかば、その夜はいと首尾よくいき、夫婦は喜びきといふことなり。

そのほど、都には花粉症といふ病がときめきたれば、それを知りたらばはじめの夜も思ひ絶えですみけり。

何ごとも先達はあらまほしきものなり。

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