2019-05-13

anond:20190512221600

2011年マーケティングジャーナル記述によると https://www.j-mac.or.jp/mj/download.php?file_id=103

1975年 花王は洗剤粒子の濃縮化に成功し、従来の1/2の容量の「新ザブ」「新ニュービーズ」を発売するも消費者使用量を半分に減らさず、割高な洗剤と認識され失敗。

1979年 ライオンたんぱく質分解酵素アルカラーゼ配合のトップを発売。翌年無リン化。当時水質汚染を防ぐために無リン化を競っており、無リン化で落ちた洗浄力を補うための酵素配合。

1987年 花王コンパクト洗剤「アタック」を発売。トナー事業で培った技術を導入してそれまで中空だった洗剤の粒子を小型化する。それだけだと溶けづらく、塊になってしまいがちなので溶解促進剤、結合防止剤を開発。これで容量が従来の1/4に。さらに、洗浄力を高めるためにアルカリ性下でも効力を発揮する酵素アルカリセルラーゼを配合。専用の計量スプーンを添付して消費者が使いすぎるのを防ぐ。

記事への反応 -
  • 昔の洗濯用洗剤(粉)ってやたらでかかったよな?普段の買い物の中では最重量だったと思う。 並ぶのは米くらいだが、米は米屋に配達してもらってたし。 「それは粉石けんだったのでは...

    • 2011年のマーケティングジャーナルの記述によると https://www.j-mac.or.jp/mj/download.php?file_id=103 1975年 花王は洗剤粒子の濃縮化に成功し、従来の1/2の容量の「新ザブ」「新ニュービーズ」を発売...

    • 酵素を使うようになったからじゃなかったっけ。 J-STAGEとBLUE BACKSのサイトで最近それっぽい論文と記事を読んだ記憶がある。

      • わーお!面白い情報ありがとう! インターネット最高、増田愛してる!!

      • 製造方法を変えることができたので、粉末一粒が半分くらい小さくなったってのも理由の一つだよ。 オレオサイエンス 8(11), 479-485, 2008 1987年のコンパクト化の背景には, 新たな造粒技...

    • 単に設計が変わっただけなのでは。昔は大箱にたくさん入ってた→お得感があって売れた。 共働きが増えてお母さんが忙しくなってきて大きい洗剤買いにくくなってきた→濃縮タイプや...

    • コンパクト洗剤の発売から多分2,3年遅れる動きのようだけど、洗濯洗剤の原料が石油由来からパーム油、ヤシ油由来に変わっていったみたいね。同時にパーム油は食用での消費も増加し...

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