2018-07-04

午後7時28分になってようやくたどり着いた自宅

昼間の熱を蓄えた不愉快な風が吹き出て吐き気がする

こういう日は自分の青さに嫌になる

両親の離婚家族の不仲、人との別れ、正当とは思えない評価

求めるものはことごとく指をすり抜ける

わかっている、これよりも辛い事など世には溢れ返っている

この手の書き込みには甘えだと反応が来る

わかっている

わかっているのだ

それでも何かのせいにしたくて仕方ない

自分の何かのせいだとは思わない

容姿学業コミュニケーション、大抵は人並みかそれ以上の評価を勝ち取ってきた

手前味噌としても、低い評価ばかりではなかった

それでも、得な役回りは一度も回ってこない

ただ、友人と大切な人に降りかかる厄災を振り払いたいと思ってる生きてきただけのはずだった

彼らにありがとうと言われるだけで嬉しくて鳥肌が立った

今となってはそんな人たちも周りからいなくなった

残されたのは口先だけの称賛を受けるだけの、何も持っていない男だ

何が、良くなかったのか

どうすれば愛されたのか

俺にはわからない

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