最近本当に余裕がなくて、もう化粧するのさえ面倒臭いと思いながらで、
ストールとブラウスをくるくる変えるだけで、あまり洋服にも気を配れてない。
資格試験も近いし、業務は滞ってるし、ろくに休みもとれてない。
そしたら後輩が私を見ながらこういっていた。
あの人なんかいつもおばーちゃんみたいだよね。ほら、見てみ?
なんであんなストールの巻き方してんの?ずっと思ってたんだけどさあ。
それを聞いて他の社員が笑う。まあ否定はしないけどねえ…お前笑うな、自重しろって。
自意識過剰かなあとも思ったけど、そこにいた女性は私ともう一人だけだったので、
多分私のことだと思う。ストールまいてたのも私だけだし。
私とお喋りしていたもう一人の女の子はそれを聞いたのか、
テンションを下げていく私を見て、次第に黙った。
毎日頑張れてるならそれでもいいと思ってた。洋服にまで今は気を配れる元気がない。
ヤマ場を乗り越えればいくらでも遊べるし、今がふんばりどころ。
だけど、そんなこと知ってるはずもない年下の人におばあちゃんみたいって笑われて、
私なにしてるんだろうと思ってしまった。
そんなの気にせず頑張れよって思うし、今は女として頑張ってるときじゃないって思うのに、
毎日疲れた顔でいて女としての魅力はないって思われたりして、何してんだろうって空しい…。
ヤマ場が過ぎたら新しい秋物のスカートが欲しい。秋物のメイク道具が欲しい。
だけど鏡を見ると疲れた女が写ってる。もういやだ。
おっぱいまだー? パンツ脱いで待っている