2011-05-19

何故「自炊」は定着しなかったのか

その理由をざっと考えてみた。

初期コストがかかる
最低でもドキュメントフィーダ、出来れば裁断機も、となると、数万円の出費が不可避。
つまり「何が何でも自炊するぞ」という覚悟をしないとスタートラインにすら立てない。
ノウハウ獲得に時間がかかる
本の解体、取り込みの手順やツールの使い方、取り込み後のファイル化など、覚えなければならない事が多すぎる。
作業に時間がかかる
ほぼ自動化されているとはいえ、解体からファイル化まで一冊当たりトータルでたっぷり1時間はかかる。
失うものがある
愛読した本をバラバラに解体ゴミにする覚悟がなければ自炊に着手できない。
ぶっちゃけ読まない
それだけの金銭的時間精神的なコストを支払っても、読み返す事が殆どない事に自炊前に気づいてしまう。

こんな感じかな。他にもありそうだけど。

  • 何処までを定着と見るかによるけど、ADFスキャナは5年前のそれと比較して導入自体のコストは半額になっているし、裁断の手間も最近は裁断機を用意している店があったりするわけで、...

  • そりゃそうだろ。 自炊なんて電子書籍が普及するまでのつなぎに過ぎない。 誰も定着するなんて思ってない。 「電子版がないから仕方なく自炊」という人が大半。

  • そうそう、読まないんだよどうせ。 あれは「使いもしないものへの執着」が形を変えてるだけで 収納スペースは空いても心はすっきりしない。 どうせ執着捨てられないなら本のまま丸...

  • 下の二つが大きそうだと思うなー 俺が本を手元においておきたい理由は、読み返したいからじゃなくて、愛着を形にしたいからだから 裁断しても心が痛まないような本は、読みたくなっ...

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