世間と何のつながりも持てない。
一応収入はわずかにあるけど、意味のあるものを何も生み出していない最近。
サラリーマンや普通の社会人は、たとえ社会の歯車で没個性だ、なんて言われようともそれは立派に社会の仕組みに入っている。
芸術家や研究者なんかはそういう枠組みには入らないけど、意味のあるものを生み出し続けることで、結果をもって評価される。
じゃあ作品をつくらない芸術家、研究結果を出さない研究者は、なんのために存在しているのだろう。
そりゃ、とにかく意味のあるものを生み出せるように努力するしかないのだろうけど、何でも思うとおり行くわけじゃないし、
努力したからどうにかなるってものでもない。努力はしなきゃどうにもなんないけど。
自分でいうのも何だけど、自分は人並みにはコミュニケーション能力もあると思う。
でも、年齢がいくほどに友人と呼べる人も減っていっている気がする。
いや本当に減っているわけじゃないけど、疎遠になったり、友人に家庭ができたり、そんな諸々で自分は取り残されている。
新しい友人ができる機会も減ってきている。
こんな生活で、意味のあるものを作れていない俺は、なんなんだろう。
俺がいま消えたって誰も気付かないくらい、社会と関われていない。
自分って存在が希薄すぎて、透けて見えるくらい薄くて、なんかこう、自分の血を確認しなきゃ安心できないような、そんな焦燥感。
どうなってるの?
俺いまどうなってるんだろう?
どうなるんだろう?
死ぬ前にされる評価なんぞ高が知れてる。 芸術家は死んでからが本領だぞ。 仮に今日が命日だとして、命日に作るべき作品を作ってるかい?
そうだな。 評価されるために作るわけじゃないもんな。 いまさら自己承認求めるなんて、まあ、さみしさのせいかな。 どうかしてたな。 死ぬときに残す作品か。 いま残してるもの程...
いわゆる「底辺」てやつですね。 立派な文化の肥やしだよ。 大丈夫だよ。
芸術家についてはよく解らないから何とも言えないけど、 成果を出していない研究者は必要だよ。 成果を出せない研究がたくさんあるから、小さな成果が生まれるし、 小さな成果がた...