2010-11-20

二種類のサビ残

ネットを見ていると、馬鹿仕事もできないくせに「サビ残だ」「違法だ」とわめているのを見かける。

でも、そういう連中の「サービス残業(笑)」というのは、まっとうに働いている人のサービス残業とは違うんだよ。

そもそも、給料を貰うからには、給料分働くのが当たり前。んで。勤務時間内だけで給料分ちゃんと働いているのに、更に会社が儲けるために残業をさせられて対価を払って貰えていないのがまっとうな人のサービス残業。これはもう、道徳的にも法律的にも真っ黒だ。大いに文句を言うべきところ。

で、仕事ができない連中というのはその逆で、勤務時間内だけでは給料分働けていないから、残業して穴埋めをしているだけの話。能力がないのかサボっているのかは知らないが、給料分働いてもいないくせに穴埋めもしないんだったら、ただの給料泥棒だよな。当たり前の話だが、それでサービス残業をしなかったら、解雇なり給料カットされるのが本筋なんだよ。働いた分に見合うだけの報酬を貰う権利があるというのは、裏を返せば働いた分以上は貰えなくて当たり前だということなんだから。つまり、給料分の成果を出すためにサービス残業をしているだけに過ぎないし、文句をあれこれ言うのは本来はおかしい。

んで、そこで「でも、法律法律なんだから守るべきだ!」と強弁する阿呆がいる。もちろん、こうい場合にまで保護するのはおかしいと言えても、法律がある以上は守るべきなのは当たり前の話だ。だったら、そこで適法な処理をしたらどうなるのかを考えてみればいい。

まず、まっとうに働いている人は、サービス残業をなくしたところで会社にとっては利益を生んでくれる人材だ。そうい人達は痛くも痒くもない。

じゃあ、仕事の出来ない連中はどうなるかといえば、給料分働けない上に、サービス残業での穴埋めもしないんだったら、本筋通り、解雇なり給料カットされるだけの話。そこを誤魔化して、サービス残業をなくせば無能な自分給料泥棒としてぬくぬくと過ごせるとか思い込んでる阿呆が多いが、そんなに甘くなんてない。で、解雇なり給料カットされるのが、本当にそれが望む結果なのか。

日本法律は色々とうるさいが、働いた分に見合う給料しか払わないだとか、仕事が出来ないか解雇するだとかいうことは、普通に出来る。会社や同僚に不当な被害を与えてまで給料泥棒保護するつもりなんて、国にはないんだから。んで、それで良いのか。

ういうことを言うと、「仕事ができないのは会社がちゃんと教育しないせいだ!」的な責任転嫁をして給料泥棒自分を擁護しようとするクズがいるが、そんな教育をする義務はそもそも会社にはない。多くの会社自分が儲けるために「自主的に」見込みのある奴を教育してより稼いで貰おうとする傾向は確かにあるが、それは法的な義務ではない。給料分ちゃんと働ける能力を身につける義務は、むしろ従業員の方が負っている。会社教育がどうこう言うのは、甘えたガキが責任転嫁しているだけの話。

新卒就活ブラックだなんだとわめくアホがいるが、その会社がどちらの処理をしているのかを真剣に見極めた方が良い。まっとうに働いている人間から過酷に搾取しているのなら、その会社に入っても必ず酷い目に遭うだけだ。

でも、給料分働けていない分を穴埋めするために多少のサービス残業が求められるような会社まで同列に並べるのはおかしい。

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