2009-10-15

http://anond.hatelabo.jp/20091015164433

リーマン社会暗黙のルールを理解してないんじゃないかな?

ていうか俺は理解してなかった。

暗黙のルールというのは、抽象的なんだけど、

社会には馬鹿がいっぱいいて、馬鹿自分の少ない経験や根拠の無い思い込みというバイアスを通じてしか物事を評価できない。つまり、相手がどんな馬鹿(あるいは稀にいる馬鹿じゃない人)なのかを見極めて、その馬鹿バイアスを通したときに「良い人材」と見えるような振る舞いをしなければならない。

カラスは黒い」と言っても、馬鹿フィルターを通すと「カラスは白い」と変換されて解釈されることは往々にしてある。

再帰的だが、馬鹿ほど安易にルールに従う。ルールから外れるリスクを取りたがらないからだ。そこでは「良い人材採用するのが目的ではないか?」と言った議論は意味が無い。馬鹿(な人や組織)は、人材評価を誤るリスクよりも無意味ルールから外れるリスクの方を重視する。

ルールは人それぞれであって、大抵はありがちな企業文化に収斂するが、たまに独自の(変な)ルールを持っている会社や人もいる。

暗黙のルールと、それに適応的に構成された馬鹿バイアスは、業界や職種ごとにある程度の傾向がある。金融業界と製造業では明らかにバイアスが異なる。馬鹿馬鹿ゆえに(そして学生を見下しているがゆえに)「他の視点があるかも」とは絶対に考えないので、よくよく観察すること。

逆に言えば、「ルール」が自分自然感性に合っている業界や職種や会社に行った方が良いと言えるが、それが無い場合や志望職種の「ルール」と自分感性が異なっている場合は合わせ込みが必要。

こんなの当たり前に理解してたとしたら申し訳ないが、俺は社会人になってから始めて理解したもんで、参考になればと思って書いてみた。

こうやって「馬鹿」を連呼すると過剰反応してdisりに来るはてなーは多いけど、彼らはどこかしら思い当たるふしがあるから噛みつくわけだ。

まぁどっちを信じるかは自由だが。

就職活動勝ち組は「暗黙のルール」を事前に察知できる空気読み能力の持ち主か、あるいは自然感性がたまたまルールに合っていたかのどちらかだ。

成績優秀でこれまで頭の良い人に囲まれて暮らしてきた学生ほどこの部分でハマりやすいのではないかと俺は思う。

全てとは言わないが、大企業ほどこういう空気は強い。中小やベンチャーの方が柔軟性があることが多いと思う。

俺自身は合わせ込みで大企業就職したものの、仕事会社がクソすぎて早々に中小に転職したクチだ。

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