2009-10-02

5分で物語を作れるにようになるコツ

典型的な設定厨アイデア厨だったおれが、

なんとか物語らしきものを作れるようになったコツ。

誰かの役に立つかもしれんのでメモがてら残しておく。

物語の最小構成は「成功するか分からない目標に向かう主人公」だ。


わかりにくい書き方ですまない。ただ、起承転結とか序破急とか専門用語いまいち何いってるのか分かんないんで、

それ系の参考書とか読みながら、たどり着いたシンプルな結論がこれなんだ。


オリジナルな考え方とかでもなく、専門書ならもっと詳しく丁寧に説明してくれてると思うんで興味があったら色々読んでみてくれ。

ざっと机にあった漫画とかDVDとかを例にあげてみる。

鋼の錬金術師禁忌を犯して身体を失った主人公達が、自分たちの身体を取り戻そうとする話(最終的に身体が取り戻せるかどうかわからない)

大正野球娘:自分たちを女だからと馬鹿にする男達に野球で勝とうとする話(最終回まで、勝てるかどうか分からない)

ワンピース:大秘宝ワンピースを手に入れて海賊王になろうとする話(海賊王になれるか以下略

その他、スポーツものなら全国優勝を目指すし(優勝できるかどうか分からない)、ラブコメなら意中の異性を振り向かせる(成就するかわからない)。


箇条書きで言い換えてみるとこうなる。

1「主人公には何か目的がある」

2「障害(強敵やら身分の差やらハンディキャップやら、とにかく主人公の目的をジャマするもの全部)を乗り越えようとする」

3「結果が出る(成功する場合もあるし、失敗で終わる場合もある)」

この3つが揃っていれば、とりあえず物語破綻してない。

重要なのが2番で、障害になるものがないと「成功することが分かりきっている」から全く盛り上がらない。

なるべく高い壁だったり強い敵だったりして、主人公が目的を達成できなさそうにしておくのがいい。


これを押さえておけば何でも物語りになるんで、

バカバカしいネタで「学校に行く」を物語にしてみる。


「朝起きて学校に行きました」じゃあ物語にならない。

でも「通学路の途中にヤンキーのたまり場があって、そこを通るといつも絡まれる」とすれば、

ヤンキーに見つかれば学校にたどり着けるかどうか分からない。

じゃあどうにかして(その道を通らないで他の道を探すでもいい)学校にたどり着こうとする主人公ってことで物語が出来る。

結末は学校に着いても着かなくてもいい。そのへん作者の個性

その他、題材は何だっていい。

スポーツにしようがバトルにしようがラブコメにしようが「成功するか分からない行動をしている主人公」がいればいい。

あとは目的に対する障害があって、主人公が成功したかどうか書けば物語は完結する。

成功したかどうか、結末がどうなったか、わざとボカしてもいいけど、おれは上手いやり方を知らないのでパスしておく。

ギャグ漫画なんかはあえて物語にしない方向もあるし、わざと物語破綻させて新しいものを目指すってんでもいい。

言うまでもないけど、物語破綻していないのと面白いかどうかはまったく別で、最低限「これを守れば家ができます」程度の設計図みたいなもん。

とりあえず物語フォーマットに乗せて、演出とかキャラとか色々つかって面白くしていく…らしい。初心者のおれにはそこが難しいわ。

でもとりあえず、うえの3つの要素が揃っていれば物語になるんだって知ってれば、いろいろ応用もきくかなって思う。


練習もかねて身近な出来事かたっぱしから物語化していくといい練習になるよ。たぶん。

  • それは「物語を作れるようになるコツ」じゃなくて、「少年マンガっぽい物語を作れるようになるコツ」です。

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