2009-07-21

年末郊外一戸建てを購入した

住宅購入についてのエントリーがあるようなので、実体験を交えて書いてみる。

物件とローンについて

物件副都心まで急行で30分少々の駅まで徒歩5分。3LDK一戸建て(総床面積95平米。リビング広めで約20平米)。敷地面積115平米。

3500万の表示だったものを粘り強く交渉した結果、500万値引きしてもらうことに成功。

費用は100万ほど(売主物件のため若干安め)。頭金1100万で購入。

2000万のローンを30年で組んだ。金利は20年固定2.6%。

月額8万(ボーナスなし)の支払い。可処分所得は450万。嫁とあわせて650万ぐらい。同年代のDINKSと比較すれば、少なめではあるけど、月8万ぐらいなら比較的余裕を持って返済できる。

繰上返済について

DINKSでいられるうちは、ボーナスのたびに50万ずつ繰上返済していく予定でいる。1月に実行したら返済期間が1年縮まった。最近親族が亡くなって遺産が入った。一切あてになどしていなかった予定外の収入ということで、繰上返済に大部分をまわした。これによって返済期間が更に9年縮まった。

1000万の頭金があるということの意味

1000万頭金として支払うことができると、頭金ゼロと比較したとき、支払総額1000万ぐらい安く済むというお話

3000万の家を35年ローン超長期固定3%で購入すると、利息分を含めた支払総額は4850万ぐらいになる。つまりは1850万は利息だ。そして、毎月115000円支払っていくことになる。

しかし、頭金1000万円あれば、ローンは2000万円で済む。すると、ローンの支払総額3200万。これに頭金の1000万を足すと 4200万。頭金ゼロで3000万借りた場合と、650万円の差が発生する。

更に、毎月の支払い額も77000円で済んでしまう。これぐらいだと繰上返済する余裕も生まれてくるので、総支払額を更に低く抑えこむことができる。積極的に繰上返済をしていけば、最終的には1000万ぐらい安く済むということになる。利息に消えていく金額が1850万と、850万では随分印象が違うよね。

教訓

当たり前のことなんだけど、家を買うかどうかは、若いうちに決めておく方がよい。これを読んでいる20代前半のあなたは今すぐどうするかを決めよう。そして、買うと決めたなら毎月平均8万ほど天引きで積立貯金するよう、メインバンク給与振込の銀行)と契約してしまおう。新卒22歳から実行すれば、32歳になる頃には1000万円近くの貯金ができている。最初は5万ぐらいからはじめて、10年間トータルで1000万になるように徐々(昇給にあわせて)積立額を上げていく方が、無理なく貯蓄できるかもしれない。いきなり5万が厳しいようなら、5000円から始めて無駄な出費を減らしつつ、段階的に積立額をあげていくのもよいと思う。

問題は、30歳を過ぎてから貯金ゼロの状態で家が欲しくなってしまった場合だが、よっぽどキャッシュフローに余裕がない限り、やめておいたほうがよいと思う。ギリギリでローンを組むのは絶対に避けるべきだし、もし長期固定金利ではなく、変動金利を選択するなら、最低でも毎月の返済額と同額程度の余剰資金を、毎月プールできるよう設計して、可能な限り繰り上げ返済していかないと、危険だと思う。

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        • ブランド物のバッグを買うのに数百万の借金をすると笑われるのに、 家を買う時の借金は尊敬される謎。 どっちも単なる見栄なのにね。ちょっと前の日本では借家が普通だったのに 「...

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