ニコマス界隈では放送後1時間以内に動画が投稿されていたが、まぁ、それはそれとして。
もうすでにどこかで誰かが言ってるんだろうけど(たぶん2chとかにはそういうこと書いてる人がいるんだろうけど)これ、「手書きMAD」辺りの再現動画系を狙っているように思える。
新EDの一見してわかる特徴は絵が「動かない」こと。旧EDはクオリティの高いダンスの動画が特徴で、多数の「踊ってみた」動画を誘発したわけだけれども、今回のは実に絵が「動かない」。
動かない(動画がない)のでトレースを基本とする「手書きMAD」を作るにあたって描く枚数が少なくてすむし、出来上がる作品は再現度が高いものに見えるはずだ。(原画・動画的な意味での動画部分でのクオリティ低下が避けられる)
絵がかける人とAfterEffect使える人がいれば相当楽にそれっぽいものが作れる。MAD動画作成の敷居を下げる狙いがあったのだろう。
とはいえ、それでもやはり「手書きMAD」を作れる人はそれなりに限られるだろうし、「手書きMAD」だけでは、誰もが気軽に「踊ってみた」動画を投稿したときのような盛り上がりは期待できなさそうだ。
だから、狙いがあるとすれば、「手書きMAD」以外の方法で再現する動画も視野にはいっているんだと思う。
実写で再現する場合でも「踊ってみた」とは違う楽しみがあると思う。踊りを覚えなくてもいいし。ただ、同じ踊りのできる仲間的な一体感は損なわれるかもしれない。
フィギュアやぬいぐるみを使って再現する場合でも、あれくらいの枚数でいいならやりやすい。figma好きがやるに違いない。
クオリティを左右するのはエフェクトのかけ方かな。PhotoShop使いの腕が試されるんだろうか。
新EDは枚数こそ少ないけど、動かない絵で動きを表現するために、ピントをはずしたりブレを演出したりとそれなりに手は込んでるし。
個人的には新EDにはKineticTypographyやMovingTypographyと呼ばれる手法がふんだんに使われるんじゃないかと予想していたんだが、大外れだった。
「止マレ!」って出てくるところはそれっぽかったけど、それだけ。キャラ名はただ左右に動いているだけだし。何れにしてもKineticTypography的な面白さにはかける。
http://anond.hatelabo.jp/20090522160119 当のものを視聴したことないけど、曲タイトルが「止マレ!」だから、それに引っ掛けて絵も止めている演出かと勝手に想像した。