2009-03-02

僕には恋人がいない

今年で二十六にもなるが、未だかつて世間一般で言うところの恋人と呼ばれる関係を築いた相手は居ない。

そのことについて、特に他人を妬んだりするほど切実な焦りを抱いてはいない。

かしこうして週末の晩に、この二日間何をしていたかを思い返すと、少し虚しいような気持ちになったりする。

いつからそうしていたかは分からないが、僕は恋愛という事象を比較的冷めた目で見ている気がする。

そりゃ学生の頃にはちょっと好きなクラスメートとかは居た。

でも僕は具体的にその子とどうこうなる、っていうイメージを持たなかったんだ。

まぁ単に自分がその子に好かれる自信が無かっただけなのかも。

諦めを前提にした好意を抱くのが子供の頃に染み付いちゃってんのかな。

僕にとってクラスメートの好きな女の子は、自分が頑張るためにぶら下げたニンジンのようなものだと客観的に思ってきた。

別に何かが進展するって期待は微塵も抱かない。

あくまで妄想妄想とした上で、自分が頑張る動機付けの一つになれば良い、と思ってきた。

その時は一応ドキドキ出来るし、それで自分の力を引き出せるなら一挙両得。

だから別に好きな相手は一人に限定する必要もなかったから、甲も好きだし乙も好きだった。

そんな冷めた視点は今でも変わっていない。

職場の歳の近い女性との関係を仮定しては、ただ空虚な妄想を楽しむだけ。

別にね、いいんだよ。

恋愛なんて別に大したものじゃない、って色恋沙汰に疎い奴が勝手に言ってるだけ。

それは個人の価値観の自由だからそれはそれで別に誰かに非難されるような生き方ではない。

単に誰かを好きだなーって思うことなんて、誰にでもあると思うんだよ。

(ただ、それが恋ってやつだよ、みたいにしたり顔で言われると、そんなもんが恋っていうなら僕は別にいいです、みたいに意地張ってるみたいになってるだけなのかな)

でも、時々自分を振り返ると虚しさを覚える。

色恋沙汰にエネルギーを割かない分だけ何か研究に没頭している、とかそういうストイックさがあるわけじゃない。

だらだら小説読んで空想の世界に入り浸るような趣味

(あまり関係ないけど、村山由佳は好き)

そうやって迎えた週末の晩にさ。

何となく空虚な物悲しさのようなものを、何となく感じちゃうのは何故なんでしょうかね。

一体僕はどうすりゃいいんだろう。

色恋沙汰なんかさっぱりですと言いながらその実、恋人が欲しいのか?

じゃぁ一体誰と恋人になりたいって言うの?別に居ないよ?

何この宙ぶらりんな、その、リビドーみたいな何かは?

  • 村山由佳好きなら,恋愛したいんじゃないと思うけど。 恋愛自体に憧れるけど,具体的に好きな人はいない。 恋に恋する。

  •  http://anond.hatelabo.jp/20090302011905  本文からは「そのために具体的に行動した」形跡が見えないんだけど。  結局頭で考えてるから薄ぼんやりとしか分からないんだよ。  女の子に興味...

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