私は統合失調症と診断され、今も病院通いを続けている。そんな私が大学の保健管理センターに通いはじめた時に、今までどんな症状に悩まされてきたかが記されたファイルを発掘した。私は下記の様な経緯を経て、自殺したいという思いや自己否定的な独り言、注意散漫で交通事故に遭いかけた事などが重なり、大学3年の2月に、大学の保健管理センターの扉を叩いた。
入学してから半年間は真面目に大学に通い、家事等もほぼ完璧にこなしていた。
1年の半ばからだんだんとおかしくなってきた。講義をさぼることはそうなかったが、憂鬱状態、自己否定的な独り言などはこの頃からあった。
2年の後期頃に、電気回路第二の先生にやる気について注意を受けた(というより心配をされた)ことがあった。
3年前期にあった健康診断で内科の先生に最近疲れがちだと相談したが、体の異変は無かったので睡眠不足だと判断された。
3年の後期からかなり授業をさぼるようになった。憂鬱になり、レポートも滞りがちになった。この頃から時々人から疲れているように見えるとの指摘を受けるようになった。また、夏から秋にかけては悪夢をよくみた。一時期は眠りに入るのも怖かった。レポートが出来ていないことが理由で、実験中に泣き出したこともあった。授業は明らかにやる気がなく、どうでもいいなどという気持ちがあった。
そうして大学の保健管理センターでミラドールを処方してもらっていたが、一年経ってもちょっとした失敗で自分を殴る事や、自殺したいという思いや、やる気の無さはなかなか改善しなかった。そして、自殺したいという思いの洪水の中、なぜそんなに死にたいのかという問いが頭の中に生まれ、とっさに「宇宙人が私の体を乗っ取っているからだ!」という答えが浮かんだ。すぐにそれは間違いだという事に気がついたが、その事を大学の保健管理センターの先生に話したところ、統合失調症だ、と判断された。そして大学病院へ本格的に通うことになった。それは2年ほど経った今でも続いている。
引用文にある様な症状が出ていた時、私はただひたすら耐えていた。けれども、今思えば1年後期に憂鬱状態や自己否定的な独り言などが出た時に保健管理センターを訪れるべきだったと思っている。
これを読まれた増田諸君、この前兆は私の場合であるが、何か一つでも思い当たる様なことがあればなるべく早めに専門家の元を訊ねる事をお勧めする。私はこの程度の事で病院だなんて大げさだ自意識過剰だ、という思いがあって大学の保健管理センターという施設であっても利用をためらっていたが、大げさなのかどうかは医者が判断する事だ。