http://anond.hatelabo.jp/20081105002052
そもそも、同じ表現の世界で芸術を目指すものとエンタテインメントを目指すものは別物だと思うんだよね。
いかにして自分の限界を、表現の世界を更新するかに腐心して生まれる芸術作品。
それは大衆には全く受け入れられなくても、全然世間的に評価されなくてもいいんだ。
その作品が今までの作品とは違う何かを表現できているか、それがかつてない高いレベルで達成できているか。
極端に言えばほんの少しの玄人どころか誰も評価しなくても、
自分だけでも「これは本当に良い物ができた」と心から満足できるか、が最終的な目標。
いかにして大衆に幅広く喜ばれるか、楽しまれるかに腐心して生まれるエンタテインメント作品。
それは一瞬の時代のあだ花になって、次の時代に誰も覚えてなくてもいいんだ。
その一瞬に1回でも多くテレビやラジオで流れて、1回でも多く誰かが道端やカラオケで口ずさんで、
1ユニットでも多くCDや着うたが売れること、そうやって一時の世間のコミュニケーションツールとして機能すること、
どちらもあって、どちらもいい。
芸術品があるからエンタメ作品の良さと悪さが引き立つし、その逆も然り。
だから私は所謂アンチポップ的な活動をしながらポップな作品のDisばっかりしてる人を非常に浅ましく思うし、
(そんだけ悪口を言えるならお前もちょっとその『オリジナルの無いお手軽な売れ線の真似っこ』で売れてみろって言うんだ。
どうせお前が真似っこした所で、オリジナルも無い上に売れる事さえもできないだろうよ、バーカ。っていう。)
とある思い出 中学時代、マッカーサーと呼ばれたロマンスグレーの美術教師は言った。 「本当にすばらしい芸術とは、万人にわかるものか、それとも一部の人にしかわからないものか」...
http://anond.hatelabo.jp/20081105002052 そもそも、同じ表現の世界で芸術を目指すものとエンタテインメントを目指すものは別物だと思うんだよね。 いかにして自分の限界を、表現の世界を更新...
浮世絵は?ロートレックは? 「人によって解釈や好みが様々だというのなら、作者の心情に意味があるのか?」というとこから生まれたのが ハプニング芸術。
もし仮に、小室(だろうがどこかの素人音楽家だろうが漫画家だろうが)が、「これは本当に良い物ができた」と自らの作品に心から満足できていたら、それはひとつの芸術的完成であり...
真の「一部の人」ってのは、作品の良さがどれだけ持続できるかが解る人だと思います。 それが一般論として「時代の波に揉まれて」になるのではないかと。 愚者はその瞬間の感激をこ...
>作品の良さがどれだけ持続 ってのが良くわからないんだけど、例えば俺はクラシック音楽が好きだし、もう100年たとうが残っていると思うが、その理論だと俺がクラシック音楽が「真...
たとえばベートーベンの楽曲の素晴らしさを語る人は永遠にいるとしても、 あなたが特定の指揮者&楽団の演奏を死ぬまでずっと飽きずに素晴らしいまま聞けるかどうかは別でしょ。 あ...
例えば神というものが本当にいたとします。悪魔でもよいです。 それがわれわれの目の前に姿を現したとき、その宗教を信仰していた者、その神(悪魔)を信じてきた者、神(悪魔)に...
知らんが、芸術家の本物偽物を見分けるには、ひたすらひたすら見る聞く触るしかないんだよ。こういう言い方に抵抗があるかもしれないが、本物としかいいようがない 、そういうこと...
ああ、こういう面があるのは否定しないよ。そのとおり。ってか、こういう側面はすごく大事。 でもさ、これがすべてじゃない。一歩間違うと、たんに自分の無知と怠惰を棚に挙げて開...