とおりすがりでかつ印象論で悪いけど一応説明しておこうかな。
日本は江戸時代から(封建制だったのもあって)中間団体(株仲間とかいい例)に権限委譲してそこで自治させることで、政府の規模を抑えてきたという経緯があんのね。(これが欧州諸国家の場合、中間団体を邪魔者とみなして政府に権限を集中させてる。)これは現代、というかつい最近までそうで、たとえばいわゆる「業界団体」を組ませてその中で自治させて、必要に応じて行政指導するわけ。そうすると官吏の数自体は少なくて済む。身近な例だと、町内会なんかそうかな。田舎に行くと町内会は結構手広い業務をこなしてるんだよ。
ところがこれにはデメリットもあって、横並びや談合、競争抑制を生んでしまうので、国全体の生産性が下がってしまいがち。それで最近はこの方式をやめることになったんだけど、そうすると政府の規模は必然的に大きくなる。この問題に対してはEUの場合「補完性原則」(サブシディアリティ)、日本で言えば「地方分権」で対処しようとしてるんだけど、そううまくいくかどうか。
こんな感じで理解してもらえたかなぁ。何のデータもないけど。
ヨーロッパはギルドとか強いんじゃないの?
>>http://anond.hatelabo.jp/20080511180000 >ヨーロッパはギルドとか強いんじゃないの? ギルドがどうなったのかはよく知らない。たぶん中央集権化の進展によって解消していったんだと思う...
国全体の生産性が下がるという根拠がわからん。 デフレ不況に突入するまでは先進国でも一人当たりGDPはおおいほうだったしヨーロッパの中には日本より低い国はうじゃうじゃあった。