2008-05-12

>>http://anond.hatelabo.jp/20080511180000

>ヨーロッパギルドとか強いんじゃないの?

ギルドがどうなったのかはよく知らない。たぶん中央集権化の進展によって解消していったんだと思う。ドイツなんかだと未だに職人が尊重されているとの話しなので、ギルド的心性が残っているかもしれない。日本の場合は後進国だったから中央集権を貫徹させる余裕は無かった。

一般には20世紀初頭、特に2度の大戦戦争遂行の必要上いわゆる「大きな政府」が生まれて、それが継続しているということになってる。

http://anond.hatelabo.jp/20080511180638

>国全体の生産性が下がるという根拠がわからん。

高度成長期、つまり経済が発展している場合には激しい市場競争が行われるので一般には生産性は上がるけど、経済が成熟してくるとパイの奪い合いになってつらいだけだから、競争が乏しくなってくんのね。結果談合状態になって、生産性を上げようという誘引に乏しくなる。さらに新規参入者や新規ビジネスモデルを阻害しがち。市場競争ってのは個々の企業の利潤を限りなく0に近づけていくので(それゆえに生産性を挙げて利潤を確保しようともするのだけど)、可能ならそれを避けたいと考えるのはどの企業でも一緒なんよ。

日本の場合はバブル前あたりはちょうど高度経済成長が終焉した頃でその切り替え点だったから、一時的には生産性は高めに見えたかもしれない。あと、いわゆる「人口ボーナス」によって、数字上は生産性は高く見えたという要因もある。確かバブル後って、(バブルの影響もあったろうけど)かなりの低成長期じゃなかったっけ。

記事への反応 -
  • とおりすがりでかつ印象論で悪いけど一応説明しておこうかな。 日本は江戸時代から(封建制だったのもあって)中間団体(株仲間とかいい例)に権限委譲してそこで自治させることで...

    • ヨーロッパはギルドとか強いんじゃないの?

      • >>http://anond.hatelabo.jp/20080511180000 >ヨーロッパはギルドとか強いんじゃないの? ギルドがどうなったのかはよく知らない。たぶん中央集権化の進展によって解消していったんだと思う...

    • 国全体の生産性が下がるという根拠がわからん。 デフレ不況に突入するまでは先進国でも一人当たりGDPはおおいほうだったしヨーロッパの中には日本より低い国はうじゃうじゃあった。

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