2008-02-21

とあるブログの記事をコピペ

人間の性は善か悪か

太古の昔から続く論争に、人間の性は善か悪かと言う問いがあります。

人間の性は善であるとの説(=性善説)を唱えた代表は孟子です。

孟子は、

人間ならば誰しも生まれつき人の不幸をあわれみ悼む心がある。目の前に今にも井戸に落ちそうな子供がいたら、誰に教わった訳でなくとも、手を差し伸べて助けるであろう。これこそが人間の本性であり、人間の元々の性は善なのだ。」

と主張しました。一理あると思います。

人間の性は悪であるとの説(=性悪説)を唱えた代表は荀子です。

荀子は、

「人は誰でも生まれつき欲望を持っている。利益を追い快楽を求めようとする人間の本能のままに行動すれば必ず争いごとが起こり、社会が混乱してしまう。だからこそ法律による指導や、道徳による教化が必要なのだ。」

と主張しました。これも一理あると思います。

一方、私の知人に、人間の性を一言で表現するとすれば弱である(=性弱説)と考える人がいます。すなわち

「人は元来弱い生き物である。禁酒禁煙の誓いは簡単に破られ、ダイエット計画はすぐに中止される。夏休み初日にたてた学習計画を最後まで守ったと言う人にいまだかつて会ったことがない。うまくいった時は自分の手柄にするくせに、うまくいかなかった時は他人のせいにする。少々褒められただけですぐに有頂天になり、ちょっと叱られただけですぐに落胆する。自分の努力不足は棚にあげて、他人の成功を妬み嫉む。 -- (中略) -- だからこそ、自分自身を含めて、人は誰しも基本的に弱い存在であると言う前提にたって付き合う必要がある。」

との考えです。

性善説性悪説よりも、性弱説に強い共感を覚えずにはいられません。

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