2007-10-25

初音ミクに対してあえて否定的なことを書いてみる

初音ミク技術は確かに革新的なものだ、OSで表現するならWin3.1からWin95になったようなものだ。

誰にでも簡単にネットに繋げるようになり、ソフトの互換性が拡大したように

初音ミクは(比較的)簡単に歌わせる事が出来るようになった。

ニコニコ動画で、声優涙目??とか最高!とか書き込んでる者が居るけれど…

そ れ は 本 気 で 言 っ て る の か ?

とちょっと心配になる、耳腐ってんのか?それとも音楽をミクでしか知らないのか?

分かって言ってるだと思うんだけれど…やっぱりPC合成音の域を越えては居ない。

演技は上手いのだけど、「魂が篭ってない!!」と言う感じで炎先生に一括される役所。

カラオケで100点を取るようなものである。

100点を取るのに必須なのは音感リズム感、決まった音程リズム通り歌えれば理論上比較的簡単。

ただ、所詮は机上の計算でそれで人の心を動かせるかというと違う

ライブでの生の演奏と歌唱はスピーカー越しでは絶対に感じられない

音を耳で受け取るのではなく、身体で受け取ると言う体験は音楽好きなら一度は体験するべきだ。

例えミクが進化し続け違和感無く歌えるようになっても、その点に関しては絶対に生身には勝てない

音楽を好きな者としてこれだけは断言できる。

初音ミクはWinなんだと思う、だから進化して使い易く高クオリティのモノが出来たとしても

嫌いな人は居るだろうし、否定する人も居ると思う

現代のアーティスト達も音楽技術の粋を集めて修正されCD化している。

リップノイズを消すのは当り前、切ったり貼ったり、音程修正したり、当然にやっている

それは「理想道りに完成された作品」を作る為の肯定であり否定はしない

ただ、ライブでは生音で聞きたいよね…音程狂ってても

それがライブ(生)で聞く意味でもあり楽しみでも有るのだから

そして、そういったものを提供できるのはやっぱり人間歌い手だけだ

ミクの進化が声の変化程度に落ち着き、技術的に進化しなければ本当の意味で「歌手」にはなれない

ミクの流行は一時的なモノから当然なモノになるだろう

だけれど、ミクが生身の歌い手に取って代わる事は絶対に無いと言い切れる

ミクの音楽を愛で、ミクのCDが売買され、ミクのCDが売れていても

そういう人間歌手CDを積極的に買う人間では無い、ミーハーなのだろう

流行モノを買って流行モノを聞く人間制作側的にはそういった購買層も必要だろうが

音楽的にはあんまり重要では無い

オチがオチらしく付かなくて困った(汗

ミクは凄いけど、大局的に見ればたいした物では無いよ とただ言いたい

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