2007-09-24

スーツ族とかSIerとか言う人に対する愚痴

なんかまとまってないけど、書いたので乗せる。ほとんど愚痴だよ。

このへんからぼろぼろ出てきてるけど、まぁおおむね理解できる。

http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/20070923

http://d.hatena.ne.jp/habuakihiro/20070922

http://d.hatena.ne.jp/jYoshiori/20070826/1188150596

 けどなんなだかなぁという気が最近している。

 スーツ族がつまらない連中代名詞であるのは良いとして、「スーツ族の煽りの結果、せっかくの良いものが台無しだぁ??」みたいな既定路線の論調はなんなんだろうという気になる。

 RoRでもStrutsでもなんでもいいんだけど「オープンソースの成果を世に普及させたい」とか、「俺の仕事場で楽しく使いたい」というのならば、道具としては工業製品としての品質を持っていないと駄目なんだけどって言いたい。

 で、また特有の色眼鏡で「あーまたサポートがどうのとか、枯れてないと駄目だとか言い出したよー」って言われそう。そういうファクターも大切だと言いたいけど、ここでいいたい品質って言うのは、フレームワークが持っているべき「誰が使ってもそれなりの物を作れる」っていう品質StrutsとかRoRが低い品質だって言いたい訳じゃない。素敵なフレームワークだと俺も思う。

けど、スーツ族とかSIer存在馬鹿すぎて駄目だとかそういうのはどうよと思う。

スーツ族とか頭の固いおじさん達の方がこのイット業界といえども圧倒的に多数なんだからそういう人たちでもうまく使えるようにするという進化を何度も繰り返すべきであり、その繰り返しは許容すべきモンなんじゃないだろうか。

 物理的な工業製品進化を見ても分かるように、「馬鹿でも使える」というキーワードはとても大切で、これは複雑さが人類史上maxソフトウェアといえども忘れてはいけないことの一つだと思う。「馬鹿でも使える」のを物理的な仕組み作りじゃ無理かもしれないということの解の一つとして「設定より規約」があるのかもしれないし、「いやいや、自動XML生成ツールで克服だよ」があるのかもしれない。

とにかく、そういった人たちの否定は、進化の否定、技術者としての自分の否定になるんじゃないだろうか。

あと、

スーツ族 == SIerコンサルタント

スーツ族 == ネット専業とかパッケージベンダーとかコミッタ

とかの文脈であって、たいていSIer中の人間は馬鹿にされがちだけど、SIerの中にもコミッタは当然いるし、理解が深いのも多いよって言いたい。 逆にSIerで、技術専門職である人間(業界専業のSEだとこの話の対象から外れるが・・・)の場合、千差万別のシステムを見てるので、尋常じゃない位の知識量と技術力が蓄積されている。

 そういう人たちが大規模なシステムを組むときに、普通プログラマ達がそれなり作ってそれなりの品質になるように苦心するわけ。上に挙げたようなエントリを書く人やそれにbookmark入れてコメントするような意識の高い人たちばかりだったら、理想郷になるんだろうけど。。。

  • ここでいいたい品質って言うのは、フレームワークが持っているべき「誰が使ってもそれなりの物を作れる」っていう品質。 無茶言わないで下さい。 一山いくらで買い叩いて集めて来...

    • どうしてそう色眼鏡で見るかな。違うよ。みんな梅田のあっち側とかこっち側とかに感化されすぎだよ。 工業製品としての進化の方向性に付いて書いてるんだよ。GUIの進化やダイナブッ...

  • 最近のスーツは馬鹿の使い方を知らないから。 集めるのは別にいいんだ。でも、教育をする必要がある、ってことを認めないぞ奴らは。 教育さえすれば、日本人は仕事はできるんだよ。...

    • 技術職なんだから、数ヶ月の研修終えたら現場っていう現状はおかしいよなあ。 極端な話、大工みたいに中卒を雇って数年間じっくり鍛えた方が遥かにいいかもな。

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