■にやにや笑いながら、エロ面を女性陣に見せ付けるおっちゃん。

という実例を思い出してみた。

若い人間の少ない時間で私が目立ったのか、すげぇ相好を崩しながらこちらを観察してきている。直接がっつり見てくるということもない。

しかし「自分が観察してるんだよ」ということがわかる程度には見てくる。

というか、あとで覗き込んでみたら自分の正面の面はただの広告だった。

わざわざと折りたたんで、足をばっかと開けた女の子の広告と、胸元を押え気味に露出した女性の面を周囲にアピールしている。

ムカつくな、とは思ったが正直別にどうとも思わない。

そういえばＡＶは幼児性が残る人間が見るものだという話を聞いたことがあるが、そんなものなのか、という程度の印象だ。

いや、この場合だと女の子に嫌がらせする小学生か。

他にも多少無神経なのは見たことがあるが、こう露骨なのはこれ一件きりだ。

注意するのも妙である、見なければいいだけの話だしもとが曲がりなりにも駅売り新聞だ。それに下手に女が絡むとすざましい勢いで喜ばれそうな気もしないでもない。

どうしようかとしばらく迷った末。

凝視してみることにした。じーっと見る。

おっちゃんが周囲の女を観察するよりもはっきりしっかりと、そのおっちゃんを観察するのではなく「見せ付けようとしている広告、エロ写真を」まあ交互という感じに。ムカつくと思ったくらいで嫌悪感があるわけではないのでかなりの無表情だったろう。

痴漢をされて、引き剥がしたあとかけらも表情を変えなかった時もそうなのだが。

ああいう時、なぜその男はものすごく悲しそうな顔をするんだろうか…。

どっからどう見ても表情だけなら被害者である、どちらかというと仕掛けられた側の女が言うのなんなんだが、信じられない許せない、この社会は一体どうなっているんだと慟哭しても不思議はないくらいに純粋な顔だと思う。

この手のことは、期待に満ちた表情でエロ話を仕掛ける男とヲタ系女の間にも時々散見されるのだという（見た目大人しいが趣味が些かアレ）。

正直に言う、意味わからん。

なんとなくわからないでもないんだが出来れば知りたくない。

そして「嫁」発言でなぜこれを思い出したのか、別の結論につなげるはずだったのに忘れてしまった自分の思考回路もよくわからない。なんだったっけか。

Permalink | 記事への反応(1) | 18:40

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