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はてなキーワード: セピアとは

2007-09-11

セピア

5年前ぐらいのネットが個人的には一番面白かったと感じている。

人の面から考察すると、普及率やら、年齢層やら、新しい物好きやら、娯楽でパソコンをやる余裕のある人やらかな。

環境の面では、新しかったし、新鮮だったし、お金もかかったし、朝から晩まで張り付いてやるようなものでもなかったし。

大体あの頃から2ちゃんねる2ちゃんねるになったし、ウェブスペースに作った日記のようなものから、ブログが芽吹きだした頃だろう。あの頃からネットは特別じゃない、普通のものなのだという認識の下、日本ネット社会は回り始めた気がする。ADSLが普及し始めたのもこの時に重なっていると思う。

それにまだあの頃はネット上での個人が孤独存在であり、集団意識を持ってネットをしている人は少なかった。孤独な者同士のコミュニケーションはまだ繊細だった。

嗚呼、あの時はもう二度とこない。美しき日々だった。

日本ネット事情が少しずつシフトしているのを感じては、もう遊び道具じゃないのかなぁと悲しくなる。楽しかったなぁ。あの頃は特別だった気がしてならない。

今より汚くて、価値も無いけど、意味があって綺麗だと思えたんだ。それになにより毎日が刺激的だった!そんな初恋の思い出話。

2007-05-07

ファーストキス

貯金箱を叩き割って、ブラックホール誕生した。

1942年当時の出来事だった。

1984年多摩在住デヴィッド・アンダーソンがそれを発見する。

使用した機材はF-552、そのガラクタ屋台社のポール型直立エンタイトル制御装置は世界的に有名になったらしい。

デヴィッド・アンダーソン(以下、薫子)は今日江戸に夢がないのは、天麩羅の衣に含まれる温暖化ガスが影響していると発表。世界を震撼させる事となる。

1985年、薫子は新しい論文をエクスワイアー紙上にて発表。題名はアンダーソンとブラックホール

そのセピア世界観ブラックホール概念を覆し、温暖化ガスを生み出しているのは豚型貯金箱という衝撃的事実と共に大ベストセラーになり、フィールズメダルを獲得。

しかしその後、薫子は自殺してしまう。

外出中の小学校4年生玉木輝和が捨てられていたゴミの中から発見したのはエロ本だった。

玉木輝和は陸橋の下でそのエロ本を熟読していた。

P72に到達したとき一枚のメモが挟まれていることにやっと気づいた馬鹿の玉木輝和は、奇跡的にしこるのを中断した。

そのメモには何も書かれていなかった。しかしそれはメモであることに直感的に玉木輝和は気づく。彼はディテクティブの才能に溢れるピュリッツァー賞だった。

コロッケを買って食べながら、家路に着いた玉木輝和は、おもむろにフランス製蝋燭立てにマッチで火をともすと、メモをあぶり始めた。

そのメモに仕込んであった字が浮かび上がってきた。

メモにはこう書いてあった。

「幼い子は、決してエロほんの中を覗いてはいけない。」

輝和は後悔した。何故俺はエロ本をゴミの中から発見し、エロ本を開いてしまったのだと。

その時、NHKでやっていたサラリーマンTheoが突然報道番組に変わった。

輝和は最初あまりの動揺に気づかなかったが、自分の名前をテレビが呼んでいることに気づいた。

「玉木輝和、玉木輝和君。君は今日エロ本学校の帰りで拾ったね。」

なんてこった。玉木輝和は後悔した。何故俺はエロ本をゴミの中から発見し、エロ本を開いてしまったのだと。

テレビは続ける。

「もしこのことをばらされたくなかったら、2丁目にあるゴールデンボーイズという店に来い。」

ゴールデンボーイズ?聞いた事が無い。そんな店この界隈にあるのだろうか。ここはアリゾナ、それにしてもそんな店聞いた事が無い。

NHKを駆使するぐらいの組織相手だ、手抜かりがあったら羽交い絞めにされてファーストキスを奪われるかもしれない。

用心に用心を重ねようと輝和はミネアポリスにいるゲリー・マクワイアと連絡を取った。

「至急車を回せ、ついでにケチャップだ。」

カゴメカゴメじゃ駄目だ、ハインツだ。」

そう指定を終えた輝和は黒のジャケットに着替えた。メーカーはGucchi。まがい物だ。だがそれが自分に一番似合うことを輝和は知っている。

靴はオーダーメイドベルルルッティ。まがい物だ。これはあまり似合っていないが、本家以上に金を掛けている。

すね毛を少し出しながら、玉木輝和は自分の方も仕事の準備を始める。

まずピンセットほぼ日手帳、木彫りのクマ、タモさんストラップ稲メンが女子警官を引いた時の地面のレンガ。稲垣メンバーの崩壊の瞬間としてこれは歴史的価値が高い。輝和は収集家でもあった。

輝和がそのまま7日の時を過ごすと、ゲリーがやってきた。

「車は壊れちまった。あるのはこれだけだ。」

ゲリーはヘインツを輝和に投げ渡す。

「その前にその子は誰だ?お前の彼女か?」

「あぁ、こいつの名前は薫子」

「よろしくね」

輝和は恥ずかしげに握手をした。その瞬間に思い出した。

この女、いや、この男、デヴィッド・アンダーソン。あのエロ本に載っていた、俺の人生を変えたエロ本に載っていた、ブラックホール発見者でもあり、フィールズメダル獲得者である超天才児齢12歳性別男。死因自殺

その男が何故ここに。

輝和の不穏な表情が察せられたその瞬間だった。アンダーソンは輝和にキスをした。

輝和にとってファーストキスだった。

2007-03-26

anond:20070326132442

なぁ、料理ってモテスキルなのか?

…あー、一度それで女子が家に遊びに来たことがあったな。

凄く古い記憶で忘れてたよ。

そうか、使いようによっては使えるのか…。

なぜか寂しい気持ちになったのはなぜだろう?

記憶が思い出になってて、セピア色だったからか?(w

2007-02-08

 はじめに。

みなさんこんにちわ 僕のガラスの呟きを開いてくれてありがとう

このコーナーではガラスのことやらなんかのことやら、なんだか訳の

わからないことまで書くことになると思うんだけど、そんな場面に出

会っても深く考えこまないで下さいね。なんといってもこれはすでに

ボケ一歩手前まできている、僕の呟きなんですからね。

 僕がこのコーナーを企画したのは最近最近、ほんの先日のことな

ですが、実は掲載するにあたって参考にした叩き台の文集があるんです。

それは自分の口から云う事こそ恥ずかしいことなんですが、僕の半生記

という凄いヤツがあって、そのタイトルは生意気にも「人生セピア

に映えて」という、恐れ多い私小説なんです。もちろん作家はどこかの

小説家大先生、といいたいのですが、とんでもネバハップン、自分自

身なんですよ。ホラ、以前によく流行ったじゃないですか、「自分史を

書こう!」なんていうコマーシャル。あれあれ、あの頃に近くに出来た

新しい電気屋さんから買い求めたワープロで製作した文集なんです。

ワープロっていうと、もう過去のものに聞こえますが、これは慣れるの

が大変でしたよ。読めば読むほどにわけのわからなくなる説明書を首に

っさげて毎日毎夜勉強しました。これくらい勉強してたら僕は、たぶん

訳のわからないガラス屋なんてやっていないと思うんです。

でも哀しいかな実際の僕は英語の方もからきしダメ人間で、どうにか日

本語でキーボードを打てるようになったのは、最初のワープロが傷だら

けになって、それからそれからズーッとズーッと後のことなんです。

もちろんワープロも幾度となく買い換えましてね。その後は小難しいパ

コンに代えて… という風に、 いまでは工房を訪れた皆さんとメール

の交換が少しだけ出来るようになりました。

それではとりあえず今後ともこのコーナーを宜しくお願いして、後日また

おはなしいたしょう。

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