5年前ぐらいのネットが個人的には一番面白かったと感じている。
人の面から考察すると、普及率やら、年齢層やら、新しい物好きやら、娯楽でパソコンをやる余裕のある人やらかな。
環境の面では、新しかったし、新鮮だったし、お金もかかったし、朝から晩まで張り付いてやるようなものでもなかったし。
大体あの頃から2ちゃんねるも2ちゃんねるになったし、ウェブスペースに作った日記のようなものから、ブログが芽吹きだした頃だろう。あの頃からネットは特別じゃない、普通のものなのだという認識の下、日本のネット社会は回り始めた気がする。ADSLが普及し始めたのもこの時に重なっていると思う。
それにまだあの頃はネット上での個人が孤独な存在であり、集団意識を持ってネットをしている人は少なかった。孤独な者同士のコミュニケーションはまだ繊細だった。
嗚呼、あの時はもう二度とこない。美しき日々だった。
日本のネット事情が少しずつシフトしているのを感じては、もう遊び道具じゃないのかなぁと悲しくなる。楽しかったなぁ。あの頃は特別だった気がしてならない。