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はてなキーワード: がくえんゆーとぴあ まなびストレート!とは

2009-04-21

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 がくえんゆーとぴあ まなびストレート!をようやく見終わった。

 とあるラジオ経由で知って興味を持ったので見たんだが、キャラの絵柄に騙されてはいけないと思った。ストレートな学園青春ものだった。色々複雑でプラスマイナスの気持ちが入り乱れて上手く言語化できない。

 評判通り、サブキャラみかんちゃんの成長譚だったな。そして生徒会の「仲間」たち。感動した、と言いきりたい。でもそれだけじゃなくて感情移入できない部分もあってそれが引っかかりになっている。自分学校生活なんてきらきらでわくわくとはほど遠いものだったことがどうしても思い出されるな。細かいところでは最後いい終わり方だったんだから、スプレーの空き缶くらい持ち帰ろうよ。しっかり者のめぇちゃんがいながら、まったくもう。

 これが2007年作品だということで、リアルタイムで見たかったな。

 ま、でもいいはなしだった。見て良かった。

2009-04-18

ポケットの中の戦争、前は退屈だったけどこの前見たらよかった。ストーリーが秀逸。MS好きには物足りないんだけど、そのメカの出しゃばらない感じも納得できる。

がくえんゆーとぴあ まなびストレート!、視聴中。キャラクター絵が子供っぽいので敬遠していたけど、これもいい学園ものっぽい。

2007-03-26

がくえんゆーとぴあ まなびストレート!について

http://anond.hatelabo.jp/20070326170845 にあえて釣られてまじめに書いてみる。

 

べつに必死なわけじゃないが、オレの場合、「まなび」ファンというより、金月龍之介ファンとして「まなび」を観て楽しんでいる。

金月君が「ジサツのための101の方法」を書いてた頃からのファンだから、もうだいぶ長いことオレは彼の脚本を読んできているが、「まなび」は彼の手がけたシリーズの中では秀作だと思う。

金月君の脚本はディテールにこだわる部分があって、わかりやすさとわかりにくさの両極をいったり来たりしているようなところもあるので、それがイヤな人はとてもイヤだと思う。けれどオレはそれが好きだ。

会話がまどろっこしいとか、ストーリーの進行ペースが遅いという批判もあったりするけど、それがイイと思い始めるとそれがたまらない面白さに感じる。

 

昔、「毎日が学園祭の前日」を描いたアニメーション映画があった。

言わずと知れた押井守の「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」(1984年/東宝)だ。

「まなび」は「ビューティフル・ドリーマー」のように学園祭の前日にリセットされるというわけではない。だが、「学園祭の前日」までの日常の描写が続くという意味では、かつてアニメ界で話題になった「毎日が学園祭の前日」というテーマに再度取り組んでいるという解釈もできると思う。

 

学園祭という「ハレ」の日があって、学園祭が来ないという現実

ビューティフル・ドリーマー」のラムたちも、「まなび」のまなみたちも、学園祭が来ることを期待しつつも、学園祭を迎えることができないという困難に直面する。

状況の困難さという点では、「ビューティフル・ドリーマー」と「まなび」には共通点がある。

しかし、そういう状況の困難さを乗り越えていく方法は、「ビューティフル・ドリーマー」と「まなび」は対照的だ。

 

ビューティフル・ドリーマー」には“無邪気”という状況の困難さを生み出すわかりやすい「敵」がいた。押井映画では、“無邪気”という見える敵と対峙し、対決することによって、「絶望的な日常の連続」への変化が提示された。「他人の夢なんか壊して自分の現実を生きろ」という押井メッセージに共感する人が多いのも事実だ。

だが、「まなび」は違う。「絶望的な日常の連続」にわかりやすい「敵」はいない。たしかに校長がたちふさがりはするが、彼女は「敵」ではない。

あえて「敵」を見つけるなら、それは「絶望的な日常の連続」を受け入れて諦めきった生徒ひとりひとりの心だ。そして「絶望的な日常の連続」を受け入れた心は、姿として、形として見えているわけではない。

その心を、まなみたちは愚直なまで正面から、文字通り“ストレート”に立ち向かい、変えようとした。まなみたちは「毎日が学園祭の前日」の日常を決して受け入れたりはしない。

まなみたちは、なにか気の聞いた名セリフを吐くわけではない。たとえば「コードギアスルルーシュのように「全力で学園祭を勝ち取れ! 署名を集めてチェックメイトだ!」などとは決して言わない。ハルヒのように「あんたが署名を集めるのよ!」とツンケンな態度をとるわけでもない。そういうのが楽しいというのはわかるし、そういう楽しみ方が間違っているというわけではない。

だが、まなみたちのまぬけなぐらい愚直な姿勢に、彼女たちの行動に、その表現に、オレは心打たれる。

 

たぶん、金月君以外の脚本家が「まなび」を書いたら、1クールを3、4話ぐらいに圧縮して、残りの話数で面白いエピソードを書くと思う。

逆に言うと、それだけ「まなび」は、他のアニメと比べてスローペースでのんびりストーリーが進んでいる。「ちんたらどうでもいいことで動画枚数使ってるんじゃねーよ」などと不満に思う人もいると思う。

たとえば「コードギアス」みたいに次から次へと物語が展開して緊張感が持続するようなアニメが好きな人が「まなび」を観たら、早い時期に結末が見えてしまって予定調和を感じたり、退屈だと感じるかもしれない。

それは仕方が無い評価だし、その評価が間違っているというわけではない。

だが、そういうスローペースの、のんびりしたアニメ楽しいと感じ、物語の展開と結末よりも過程のディテールを楽しみたいと思うアニメファンもいる。

 

アニメ楽しみ方はひとつではない。

 

がくえんゆーとぴあ まなびストレート!オフィシャルサイト

http://www.ufotable.com/manabi/

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー -- キネマ旬報DB

http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=17402

金月龍之介(業務報告)

http://www9.ocn.ne.jp/~gengen/

 
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