2024-05-21

暮れなずむ街のひとりの部屋の中 擦りむくほどにオナることさ

悲しみこらえて微笑むよりも 何かが出るまで抜くほうがいい

人は悲しみが多いほど ひとりでやらしくなれるのだから

ただオナるだけでは空しすぎるから 愛するおかずでオナることさ

 

夕暮れの壁に飛び出たけれど 終わりまでイッてオナることさ

新刊抜けぬと嘆くよりも お気に入りでシコるほうがいい

求めないで新しさなんて 臆病者の言い訳から

初めて愛したおかずのために 明かりもつけずにオナることさ

 

これから始まる暮らしの中で 誰かがお店に誘うのでしょう

だけど触れないお店のことを 深く愛するヤツはいけない

 

多くない金がひと揉みで消えた もっとどこかでオナることさ

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