鰻の個体数が回復するまで金輪際鰻は食わないと誓いを立てた清兵衛であったが、ある土用の丑の日、いい香りに抗いきれずに鰻屋に入ってしまう。久々の常連客に嬉しくなった店主は、上から一番の梅を清兵衛に勧める。断固として箸に手を伸ばさない清兵衛であったが、ついに堪えきれず、袖に手を突っ込んだままタレをきれいになめとってしまうのだった。
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