10年くらい連れ添った飼い犬が亡くなった。
ほんの1ヶ月前までは元気だったのに、調子が悪くなってからはすぐに逝ってしまった。
血統を感じさせる良い子で、特に躾をした覚えが無い程度にははじめから賢い子だった。
これまで一緒に暮らしてくれた分、老後数年間の介護で少しでもお返しができればと思っていたのだがこうもあっさりと……。
そこは手をかけさせろよと、初めて文句を言いたくなるくらい。
生きた温もりと死の冷たさの両方が自分の手に残っている。
急過ぎてまだ涙も出ていない。
ただ今、こうして書くことで、やっと心の穴というか、虚無さに気付き始めることができたような気がする。
ゆっくりおやすみ。
ツイートシェア