あなたたちは怒っているのでしょう。
あなたたちがなぜ我々のことをそれなりに気にして、それなりに執着するかはわからないが、そうしているということはわかる。ただ、あなたたちが我々を救いたいとしても、それはできないでしょう。
それなりに不平を言いながらもそれまで存続していたものが壊れる、気がついたら隣人が消え、家族はいなくなり、老人は打ち捨てられ、子供は文字を覚えられない。
そういうことは幾回か今までもあった。後世の人は我々のことをそのうち恐る恐る覗き込もうとするだろう。
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