女性の文学者が何故いないか。簡単である。誰も誰一人「女であるがゆえの喜び」を描き切っていない。俺はそこに尽きると思う。
だって男の俺だって知りたいもんなあ。書いてみてよ。女である喜び、求められる喜び、対象にされる喜び、下にいながら上にいる感じを得る喜び、子を得る喜び、子のいる喜び、子に求められる喜び……。男性文学者には書けねーんだから、書いて欲しいなあ。
Permalink | 記事への反応(1) | 03:09
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瀬戸内寂聴