365日下痢か365日便秘か。
人は時に究極の選択に迫られることもあるだろう。
どっちがマシなのか。
もし、ここに365日下痢の男がいるとする。
彼に神はこう問いかけるとしよう。
「もしお前が望むなら、365日便秘にしてやろう。さてどうする?」
その下痢男は悩むだろう、どっちがマシなんだ、と。
究極の選択だ。
究極の選択故に悩んで悩んで、深く悩む。
悩みすぎて、悩んだ拍子に力んで漏らす。
なぜなら下痢でゆるゆるだからだ。
かわいそうな下痢男!便秘なら、その程度の力みでは漏らさないのに!
嘆いても、漏らした事実はどうにもならない。
そう、今の彼に必要なのは、神ではなく、紙だった。
完
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