■選べないものの重さ
今、結婚2年目だ。もうすぐ3年目に入る。
夫との仲は良好で、夫はこう言ってくれる。
「あなたは僕が唯一選べる、そして選んだ家族です」と。
私はその言葉が嬉しい。
ただ、夫の言葉を裏返して考えると、私の両親は私を選ばずに受け取ってくれたのだということに気がつく。
私は両親が思い描いたような子供ではなかったと思う。けれども、彼らは私を手放さずに育ててくれたのだ。
それが、とても尊く感じられる。
今は夫と二人家族だけど、私にもいずれ子供が生まれるかもしれない。
その時に受け取るものの重さはどれだけのものなのか。
それはきっと、今いくら考えても分からないものだろうけど、その重さを投げ出さずにいられるくらいには強くなりたい。
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