ぼくは見る、木々のみどりと薔薇の赤も
かがやくのはぼくときみのためだと、ぼくにはわかる。
だからぼくはおもうんだ、なんてすばらしい世界だろうと。
ぼくは見る、空のあおと雲のしろ。
ひかりあふれる昼、闇のしじまの夜。
だからぼくはおもうんだ、なんてすばらしい世界だろうと。
空にかかる虹のいろは
行きかうみんなの顔も照らす。
ぼくは見る、握手をしながらお上品に挨拶をかわすみんなが
ほんとうは大好きだよ、って言っているのを。
ぼくは聞く、あかんぼうの泣き声を。ぼくは見とどける、あかんぼうがそだつのを。
かれらはこれから学ぶだろう、ぼくに想像もつかないたくさんのことを。
だからぼくはおもうんだ、なんてすばらしい世界だろうと。
そうさ、ぼくはおもうんだ、なんてすばらしい世界だろうと。
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