子供の頃から男勝りで、兄ちゃんがいたせいか、男に負けたくないって常に思っていた。
特に子供の頃は体育とかで、如実に男女差が出るからあー、男に生まれてれば絶対に一番なのに…って苦く感じていた。
でも、大人になって「男に生まれていれば」なんて忘れていた。
「生まれていれば」というより「負けたくない」が勝ってた。生まれていれば、でさえ負けてる言い訳みたいで。
今おもうのは、やはり「男に生まれたかった」だ。
35歳になった。このまま勝ち続けて行きたいのに、生殖能力が枷になってもう前に進めない。
生殖じゃない、前に進みたい。
でも生殖能力は確実に待ったなしだ。
くやしい。
男に生まれたかった。
くやしい。
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