amazonで売っている小説のレビューの中に、「こんな本、素人でも書ける」というフレーズを時々見掛ける。
実際そういう出来なのかもしれないが、そんなふうに書かなくてもいいのに、書かれた著者はかわいそうだなと思う。
しかし、そのレビューを書いた人は実は、本が大好きで小説家になりたくて仕方がなくていろんな本を読み漁ったり
小説の新人賞に応募し続けたりしているけど一度も選考に通らない実直な書店員だったりするのかもしれないと思うと、
そっちのほうがずっとかわいそうだなと思う。
その書店員は、素人でも書ける本も書けていないのだ。
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